アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ジハード主義武装集団などの支配下にあるウンム・フーシュ村で、戦闘員が自爆攻撃などを行い、ジハード主義者18人を殲滅、同地を制圧した。
この戦闘で、ダーイシュ側にも10人の死者が出たという(ダーイシュのアアマーク通信によると、戦闘でのジハード主義者の死者は36人)。
またクッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、バーブ市北部のトルコ国境地帯に位置するハワール・キリス村、ダルハ村から6日に退去したのに続き、ハルジャラ村から撤退した。
ハルジャラ村は、米トルコ両政府が「安全地帯」に設置することに合意したとされる地域内に位置する。
一方、SANA(8月9日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市一帯を空爆し、同市郊外で交戦した。
シリア軍はまたタドムル市郊外一帯に対しても空爆を行った。
一方、SANA(8月9日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)のサウジ人、チュニジア人戦闘員数十人を殺害した。
シリア軍はまた、タドムル市西部の燃料供給所、採石場東部一帯、スルターニーヤ村、アブー・タッラーハ村、タルファーウィー村、サアン町などを空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ブラーク村近郊の街道に仕掛けられた爆弾が爆発し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員7人が死亡した。
爆弾はシリア軍が仕掛けたものと思われる。
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ハサカ県では、ARA News(8月9日付)によると、タッル・ブラーク町郊外で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。
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大西洋条約機構(NATO)常駐アメリカ政府代表はツイッターを通じて、米空軍のF-16戦闘機6機が、ダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦に参加するため、トルコ南東部のインジルリク空軍基地に配備された、と発表した。
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米中央軍(CENTCOM)は、8月9日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊(5回)、アレッポ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、タッル・アブヤド市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。
AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。
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