『ハヤート』(8月25日付)によると、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けた米トルコ両政府の折衝が23日に終わり、近くシリア北部での包括的な航空作戦が開始されるだろう、と述べた。
チャヴシュオール外務大臣によると、この航空作戦には、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、さらには英国、フランスも参加を検討しているという。
これに関して、ロイター通信(8月24日付)は、この作戦に通じた高官筋の話として、シリア北部の幅約80キロに及ぶ地帯からダーイシュを掃討するため、「穏健な反体制派」への航空支援を拡充することを決定したと伝えた。
この作戦が実行に移されれば、ダーイシュはトルコからの兵員・兵站補給路を失うことになり、戦況にも大きな変化が生じるのだという。
しかし、トルコの野党は、国内でのダーイシュ・メンバーらの逮捕者数が120人程度に過ぎないと指摘し、トルコ政府の対ダーイシュ政策が真剣さを欠いていると批判しているという。
AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。
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