イドリブ県では、ARA News(8月25日付)によると、同県での反体制武装闘争を主導するアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、アブー・ズフール町郊外の砂漠地帯にあるイスラーム教スーフィー教団のシャイフの廟の一つを爆破した。
アブー・ハサン・ハディーディーを名乗る現地の活動家によると、ヌスラ戦線のヒスバ(宗教警察)が数日前から「多神教の史跡根絶」と銘打って、スーフィー教団のシャイフの廟や墓地などの破壊を開始していたという。
これに対して、ヌスラ戦線のヒスバの隊員らは、「砂漠地区で密輸業者から押収した大量のタバコを焼却した」だけだと否定しているという。
ハディーディー氏は、「ヌスラ戦線はこれまでこのようなことはしなかった。ヌスラ戦線のヒズバが砂漠地帯で、墓地を破壊したり、タバコを押収したのは今回が初めてだ」と付言した。
AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。
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