アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マーリア市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と反体制武装集団の戦闘が続き、ダーイシュは、マーリア市に近いカフラ村で、爆弾を爆破、またマーリア市一帯では、ダーイシュと反体制武装集団が交戦を続け、双方に数十人の死者が出た。
ARA News(8月28日付)によると、有志連合がマーリア市近郊のマスカナ市のダーイシュ拠点を空爆し、戦闘員10人が死亡、多数が負傷したという。
マスカナ市はダーイシュの支配下にある。
また、ARA News(8月28日付)は、シャーム戦線が、カフル村近郊でダーイシュの車輌を爆破し、アブドゥッラー・アブドゥッラヒーム・バクリー・ハミードゥーというシリア国籍のダーイシュ司令官を殺害したと発表している、と伝えた。
「安全地帯」に対する最近のダーイシュの攻勢に関して、ヌールッディーン・ザンキー運動のアブー・バシーラ・マアーッラ司令官は、クッルナー・シュラカー(8月28日付)に対し、ダーイシュによりマーリア市郊外のタラーリーン村、ハルジャラ村、ウンム・フーシュ村が制圧されたことを認める一方、マーリア市一帯からの撤退を否定、ダーイシュが「安全地帯」設置を阻止するべく攻勢をかけていると主張した。
一方、シャーム自由人イスラーム運動はツイッターを通じて声明を出し、マーリア市近郊のサンダフ村でほかの反体制武装集団とともにダーイシュ(イスラーム国)の「浄化」を完了したと発表した。
他方、SANA(8月28日付)によると、シリア軍が航空士官学校一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル・トゥズバフ・ビ・サムト(8月28日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州(ダイル・ザウル県一帯のこと)の福祉局が、支配地域内の商店主に対して店舗の賃貸料を米ドルで支払うよう命じる通達を出したと報じた。
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ヒムス県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市およびその周辺、タドムル市および同市西部の三角地帯、ジャズル・ガス採掘所東部一帯、ワーディー・ザカーラ一に対して集中攻撃を加え、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, August 28, 2015、AP, August 28, 2015、ARA News, August 28, 2015、Champress, August 28, 2015、Dayr al-Zawr Tudhbah bi-Samt, August 29, 2015、al-Hayat, August 29, 2015、Iraqi News, August 28, 2015、Kull-na Shuraka’, August 28, 2015、al-Mada Press, August 28, 2015、Naharnet, August 28, 2015、NNA, August 28, 2015、Reuters, August 28, 2015、SANA, August 28, 2015、UPI, August 28, 2015などをもとに作成。
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