シリア人権監視団:ダーイシュ(イスラーム国)は11ヶ月で91人を斬首、3,156人をそれ以外の方法で処刑(2015年8月29日)

シリア人権監視団は、ダーイシュ(イスラーム国)が「カリフ制」を樹立した2014年6月29日から2015年8月29日までの14ヶ月間、シリア国内の支配地域で斬首刑に処した人数が91人に達していると発表した。

このうち民間人は18歳未満の女児2人を含む32人、ダーイシュ・メンバーが39人、ジハード主義武装集団戦闘員が11人、シリア軍兵士・国防隊隊員が9人。

処刑は、神の冒涜、外国勢力への内通、ヌサイリー派体制(シリア政府)への協力、「覚醒評議会」(反体制武装集団)への所属などだという。

またこの期間にシリア国内で、斬首以外の方法でダーイシュによって殺害された人数は3,156人に及ぶという。

内訳は、民間人が1,841人(うち子供が76人、女性が95人)、236人が反体制武装集団戦闘員、シリア軍兵士・国防隊隊員が897人だという。

AFP, August 29, 2015、AP, August 29, 2015、ARA News, August 29, 2015、Champress, August 29, 2015、al-Hayat, August 30, 2015、Iraqi News, August 29, 2015、Kull-na Shuraka’, August 29, 2015、al-Mada Press, August 29, 2015、Naharnet, August 29, 2015、NNA, August 29, 2015、Reuters, August 29, 2015、SANA, August 29, 2015、UPI, August 29, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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