クウェートの日刊紙『ラアユ』は、ジハード主義者消息筋の話として、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が、イドリブ県で攻勢を続けるファトフ軍所属の他の武装集団(そのほとんどはジハード主義武装集団)から、アル=カーイダの指導者であるアイマン・ザワーリヒー氏への忠誠を撤回するよう圧力を受けている、と伝えた。
同消息筋によると、ヌスラ戦線の諮問評議会は忠誠撤回とアル=カーイダからの離脱をめぐる問題を検討中だという。
また、近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)が、ヌスラ戦線とファトフ軍の他の武装集団との連絡調整や仲介を行っており、同消息筋は「忠誠撤回の目的はファトフ軍の大衆基盤を拡大し、アル=カーイダに慎重な態度を示しているシリアの巷でファトフ軍を売り込むことにある」と述べている。
また「ジャウラーニー氏がザワーヒリー氏への忠誠を撤回すれば、ダーイシュ(イスラーム国)に対する戦闘員の戦列強化にもなるだろう」と付言している。
AFP, August 29, 2015、AP, August 29, 2015、ARA News, August 29, 2015、Champress, August 29, 2015、al-Hayat, August 30, 2015、Iraqi News, August 29, 2015、Kull-na Shuraka’, August 29, 2015、al-Mada Press, August 29, 2015、Naharnet, August 29, 2015、NNA, August 29, 2015、al-Ra’y, August 29, 2015、Reuters, August 29, 2015、SANA, August 29, 2015、UPI, August 29, 2015などをもとに作成。
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