アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月8日付)によると、アターリブ市で、住民がシャームの民のヌスラ戦線の退去を求めるデモを行い、トルコ国境のバーブ・ハワー国境通行所にいたる街道などを道路封鎖し、抗議行動を行った。
デモに参加した住民は「アターリブは自由、自由。(ヌスラ)戦線は出て行け」、「戦線の連中ども聞け、聞け。アターリブは屈しない」といったシュプレヒコールを挙げ、抗議の意を示したという。
アリー・アフマドを名乗る地元活動家は、ARA News(9月8日付)に対し、デモには周辺の村々からも住民が集まり、数百人がデモを行ったと述べた。
また、ARA News(9月8日付)は、匿名の目撃者の話として、ヌスラ戦線のメンバーと住民の一人がアターリブ市内で口論となり、ヌスラ戦線メンバーが発砲、またヌスラ戦線の車輌が市内に展開し、検問所を設置したことに対し、住民らが退去を求め、デモに発展したと伝えた。
しかし、ヌスラ戦線の高官は「月曜日(7日)に起きたことは、マフムード・ディーブーを名乗る人物が…ヌスラ戦線のメンバーを罵倒し、殺害すると脅迫し、暴行を加えようとした」と主張し、アターリブ市への展開を正当化した。
AFP, September 8, 2015、AP, September 8, 2015、ARA News, September 8, 2015、Champress, September 8, 2015、al-Hayat, September 9, 2015、Iraqi News, September 8, 2015、Kull-na Shuraka’, September 8, 2015、al-Mada Press, September 8, 2015、Naharnet, September 8, 2015、NNA, September 8, 2015、Reuters, September 8, 2015、SANA, September 8, 2015、UPI, September 8, 2015などをもとに作成。
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ロシア当事者和解調整センターの…