ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地でシリア軍、国防隊が攻勢を強めるダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
ダイル・ザウル市の複数の活動家によると、ダーイシュは同市工業地区、ラサーファ地区といったほぼすべての地区、さらには周辺の村々の戦闘員を動員し、基地に対して攻勢をかけているという。
ダーイシュはまた、ダイル・ザウル航空基地に近い村々のすべてのインターネット・カフェを閉鎖し、情報統制を行っているという。
これに関して、ARA News(9月11日付)は、サラーイッディーンを名乗る現地の活動家の話として、シリア軍がダイル・ザウル航空基地への突入を図るダーイシュ戦闘員に対して、毒ガスを使用し対抗、ダーイシュ戦闘員を撤退させ、シリア軍が再展開したと伝えた。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月11日付)によると、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置するアアザーズ市入り口、タッル・リフアト市南部入り口で、爆弾を積んだ車による自爆テロが相次いで発生し、子供1人が死亡した。
一方、SANA(9月11日付)によると、航空士官学校一帯、アルバイド村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラッカ県では、ARA News(9月11日付)によると、アイン・イーサー町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員4人が死亡した。
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ヒムス県では、SANA(9月11日付)によると、タドムル市、アイン・ダナーニール村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、ラッフーム村、ウンク・ハワー村方面からマクサル・ヒサーン村、ジュッブー・ジャッラーフ村方面に侵入しようとしたダーイシュを撃退した。
AFP, September 11, 2015、AP, September 11, 2015、ARA News, September 11, 2015、Champress, September 11, 2015、al-Hayat, September 12, 2015、Iraqi News, September 11, 2015、Kull-na Shuraka’, September 11, 2015、al-Mada Press, September 11, 2015、Naharnet, September 11, 2015、NNA, September 11, 2015、Reuters, September 11, 2015、SANA, September 11, 2015、UPI, September 11, 2015などをもとに作成。
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