ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区が分割統治するハサカ市内で爆弾が仕掛けられた車2台が相次いで爆発し、26人が死亡、80人以上が負傷した。
同監視団によると、死者のうち6人は西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの隊員だという(シリア人権監視団はその後、犠牲者が32人(うち民間人は子供2人を含め19人)、国防隊隊員7人、アサーイシュ7人)に達したと発表した)。
また、SANA(9月14日付)は、住民20人が死亡、100人が負傷、現場周辺の住宅などが被害を受けたと伝えた。
連続爆破テロが発生したのは、西クルディスタン移行期文民局が治安維持を担当するマハッタ(鉄道駅)地区、シリア政府の支配下にあるハシュマーン地区。
マハッタの地区での爆発はアサーイシュの拠点近くで、またハシュマーン地区での爆発は国防隊拠点近くでそれぞれ発生した。
一方、ARA News(9月14日付)によると、ムハンマド・ザッアール・アリー県知事は、連続爆破テロによる負傷者治療のため、住民に輸血のための血液の提供を呼びかけた。
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外務在外居住者省は、国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を送り、そのなかでハサカ市で発生した連続爆弾テロについて報告、シリア政府との協力のもと「テロとの戦い」にかかる諸決議、とりわけ安保理決議第2170号、2178号、2199号を遵守するよう要請した。
SANA(9月14日付)が伝えた。
AFP, September 14, 2015、AP, September 14, 2015、ARA News, September 14, 2015、Champress, September 14, 2015、al-Hayat, September 15, 2015、September 16, 2015、Iraqi News, September 14, 2015、Kull-na Shuraka’, September 14, 2015、al-Mada Press, September 14, 2015、Naharnet, September 14, 2015、NNA, September 14, 2015、Reuters, September 14, 2015、SANA, September 14, 2015、UPI, September 14, 2015などをもとに作成。
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