ケリー国務長官「ロシア軍の介入は紛争をさらに悪化させ、シリア領内で有志連合との衝突のリスクを高める」(2015年9月23日)

ジョン・ケリー米国務長官は、イタリア紙『ラ・スタンパ』のインタビューに応じ、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援強化に関して、「こうした行動は紛争をさらなる悪化させ、より多くの無実の人々の犠牲をもたらし、難民の流出を増加させ、シリア領内でダーイシュ(イスラーム国)と戦う有志連合との衝突のリスクを高める」と述べた。

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ジョン・カービー米国務報道官は、ロシアによるシリアへの軍事・技術支援増強やアサド政権退陣似関して「1日とか1ヶ月以内とかである必要はない」と述べたジョン・ケリー国務長官の発言に関して、改めて懸念と不快感を示した。

カービー報道官は「ロシアがシリアで行っていることに対する我々の姿勢、懸念は変わらない…。ケリー国務長官の発言は明白なものだ。我々はロシアがダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいて建設的な役割を果たすことを歓迎する。しかし、アサドの安全を確保するのであれば、それは紛争を停止させるためのいかなる真摯な努力とも矛盾する」と述べた。

AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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