ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下にあるタドムル市を空爆し、ダーイシュ戦闘員20人が死亡、また住民12人が空爆の巻き添えとなり死亡、数十人が負傷した。
空爆は、戦闘機、ヘリコプターによって終日行われ、ミサイル、「樽爆弾」数十発が投下され、市内のダーイシュの拠点1カ所などが標的となったという。
一方、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がタドムル市および同市郊外の柑橘農園、シャーイル・ガス採掘所一帯、ウンム・タバービール村、タドムリーヤ村、カルヤタイン市、フワイスィース村を空爆・攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(9月23日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、ムッラート村のダーイシュ拠点に対して特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(9月23日付)によると、ナアーム丘一帯、タッル・アラム村、アイン・サービル村、ラドワーニーヤ村、ライヤーン村、ジャッブール村、タッル・イスタブル村、トゥライディム村、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍がイスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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スワイダー県では、SANA(9月23日付)によると、ヒルバト・サアブ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(9月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がタッル・ブラーク町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻略した。
また有志連合は、フール町一帯を空爆した。
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AFP(9月23日付)は、イラクの複数のメディア筋の話として、2014年末にダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されたクルド人カメラマンのマスウード・ウカイル氏(イラク・クルディスタン地域のルダーウ・ネットのカメラマン)が、ダーイシュと西クルディスタン移行期民政局との捕虜交換により釈放されたと伝えた。
ウカイル氏は、2014年末に同僚とともにダーイシュに拉致されていたが、同僚の消息は不明だという。
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米中央軍(CENTCOM)は、9月23日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は4回で、ハサカ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。
AFP, September 23, 2015、AP, September 23, 2015、ARA News, September 23, 2015、September 24, 2015、Champress, September 23, 2015、al-Hayat, September 24, 2015、Iraqi News, September 23, 2015、Kull-na Shuraka’, September 23, 2015、al-Mada Press, September 23, 2015、Naharnet, September 23, 2015、NNA, September 23, 2015、Reuters, September 23, 2015、SANA, September 23, 2015、UPI, September 23, 2015などをもとに作成。
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