アサド大統領は、政府、バアス党幹部、共和国ムフティーのアフマド・バトルッディーン・ハッスーン師をはじめとするイスラーム教法曹界代表らとともにダマスカス県ドゥンマル地区内にあるアーディル・モスクでイード・アル=アドハー(犠牲祭)の集団礼拝に参列した。
礼拝終了後、アサド大統領はモスクの入り口でシリア・アラブ・テレビの取材(https://youtu.be/zbNYSrYOvws)に応じ、以下の通り述べた。
「イード・アル=アドハーはすべてのシリア人のためのものだ。生存、存続、労働、生産への意志を持って、殺戮と破壊への意志に立ち向かう一人一人のシリア人のためのものだ。シリア国民一人一人のために、早朝職場へと向かうすべての従業員のためのものだ。さらなる生産に向け、起床するあらゆる分野、部門のあらゆる労働者、技術者のためのものだ。学校、大学に通い、より多くの知識を得ようとするすべての学生のためのものだ」。
「もちろん、その前に、テロやテロリストに立ち向かう戦線にいるすべての戦士のためのものであり、すべての殉教者・戦死者の遺族のためのものであり、勇敢な負傷者たちのためのものだ。我々シリア人のためにこうした意志を確固たるものとしてくれてたすべての勇敢な者たちのためのものだ」。
「むろん、我々はシリアで、4年以上もの間、イードの香りに浸ることはできていない。しかし、「おめでとう」(イード・ムバーラク)と言うのは、我々がイードの祝福、アッラー、祖国、国民への信仰によってもたらされる祝福を信じているからだ。我々は祝福を受けるに値すると信じているからだ。この祝福こそが、唯一シリアに治安と安全を回復することを可能にするものであり、それゆえ私は、「おめでとう」(イード・ムバーラク)、「アドハーの祝福がありますように」(アドハー・ムバーラク)という言葉で締めくくりたい」。
なお、アサド大統領がいわゆる「ぶら下がり取材」で発言するのはきわめて異例。
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ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣(軍武装部隊副司令官)は、イード・アル=アドハー(9月23日、シリアでは24~26日が祭日)に合わせて総司令部幹部らとともに、ダルアー市および同市郊外一帯を訪問し、将兵に対してアサド大統領からの祝辞を伝えた。
SANA(9月24日付)が伝えた。
AFP, September 24, 2015、AP, September 24, 2015、ARA News, September 24, 2015、Champress, September 24, 2015、al-Hayat, September 25, 2015、Iraqi News, September 24, 2015、Kull-na Shuraka’, September 24, 2015、al-Mada Press, September 24, 2015、Naharnet, September 24, 2015、NNA, September 24, 2015、Reuters, September 24, 2015、SANA, September 24, 2015、UPI, September 24, 2015などをもとに作成。
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