『ハヤート』(10月2日付)は、イドリブ県で活動する山地の鷹旅団のハサン・ハーッジ・アリー司令官が、ロシア空軍による空爆で、米CIAの監督のもと自身らが運営している教練キャンプが標的となったと主張している、と伝えた。
アリー司令官によると、ロシア軍はこの訓練キャンプ一帯を2度にわたり空爆し、ミサイル約20発が着弾したという。
山地の鷹旅団は、「自由シリア軍」と目されているが、アレッポ県ではアレッポ・ファトフ作戦司令室に参加、またイドリブ県ではアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団、ジュンド・アクサー機構などからなるファトフ軍とともに戦闘に参加している。
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米共和党のジョン・マケイン上院議員は、ロシア軍がシリア領内で開始した空爆に関して、米CIAがダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のために教練、資金援助を行ってきた反体制武装集団の拠点が攻撃を受けたと述べた。
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ARA News(10月2日付)によると、ハマー県でのロシア軍の空爆では、イッザ連合が標的となり、住民2人が死亡、また同連合に所属する戦闘員10人が負傷したという。
AFP, October 1, 2015、AP, October 1, 2015、ARA News, October 1, 2015、October 2, 2015、Champress, October 1, 2015、al-Hayat, October 2, 2015、Iraqi News, October 1, 2015、Kull-na Shuraka’, October 1, 2015、al-Mada Press, October 1, 2015、Naharnet, October 1, 2015、NNA, October 1, 2015、Reuters, October 1, 2015、SANA, October 1, 2015、UPI, October 1, 2015などをもとに作成。
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