SANA(10月10日付)は、シリア軍筋の話として、米国が主導する有志連合のF-16戦闘機2機が、アレッポ県アレッポ市東部のラドワーニーヤ村にある発電所2カ所を破壊、同地一帯で停電が発生したと伝えた。
一方、シリア軍は、サフィーラ市東部、タッル・リーマーン村、シャーミル村、バクジーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
他方、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、トルコ国境に近い戦略的要衝のタッル・カッラーフ村を奪還した。
タッル・カッラーフ村は、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置する村。
このほか、ダーイシュの拠点都市の一つバーブ市郊外で、ダーイシュの爆弾製造工場、武器弾薬庫が爆発した。
爆発の原因は不明だが、爆発発生時、バーブ市一帯上空には戦闘機(所属不明)が飛行していたという。
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ヒムス県では、SANA(10月10日付)によると、シリア軍が、ラスム・アブド村、西ヒブラ村、ウンム・トゥワイナ村、シャンダーヒーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、シャーイル・ガス採掘所一帯、カルヤタイン市一帯、ラッフーム村一帯を空爆し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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米中央軍(CENTCOM)は、10月10日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊(1回)、フール町(ハサカ県)近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(1回)、タドムル市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CETNCOM声明によると「ワシーヤ村」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。
AFP, October 10, 2015、AP, October 10, 2015、ARA News, October 10, 2015、Champress, October 10, 2015、al-Hayat, October 10, 2015、Iraqi News, October 10, 2015、Kull-na Shuraka’, October 10, 2015、al-Mada Press, October 10, 2015、Naharnet, October 10, 2015、NNA, October 10, 2015、Reuters, October 10, 2015、SANA, October 10, 2015、UPI, October 10, 2015などをもとに作成。
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