シリア軍はハマー県北部のスカイク村、ラタキア県北部のカフルダブラ村を制圧(2015年10月11日)

ハマー県では、SANA(10月11日付)によると、ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍がスカイク村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員を殲滅、車輌20台以上を破壊し、同地を制圧した。

シリア軍はまた、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、マンスーラ村の反体制武装集団の拠点複数カ所を集中的に攻撃、さらにガーブ平原の穀物庫一帯でも反体制武装集団と交戦した。

さらにシリア軍は、ラトミーン村、ラハーヤー村、ラターミナ町、カフルヌブーダ町一帯で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団は、10日のシリア軍によるバフサ村制圧に関して、「アラブ・アジア系国籍の親政権民兵の支援を受けたヒズブッラーとシリア軍がバフサ村を制圧した」と発表した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍がカフルヌブーダ町、アクラブ町を砲撃し、女性2人が負傷した。

他方、AFP(10月11日付)は、シリア軍消息筋の情報として、シリア軍がガーブ平原一帯に加えて、ムーリク市、マアーン村など北部一帯でも戦線を拡大したと伝えた。

シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)は、ロシア軍による空爆とハマー県北部でのシリア軍による大規模作戦開始を受け、すべての武装集団および武器を携帯できるすべての住民に対して動員令をかける一方、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、両組織が参加するファトフ軍の増援部隊がシリア軍を迎撃するため、イドリブ市および同市一帯からハマー県北部に派遣されたことを明らかにした。

ARA News(10月11日付)が伝えた。

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イドリブ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍はタマーニア町、ハーン・シャイフーン市、フバイト村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

一方、ナハールネット(10月12日付)によると、イドリブ県におけるヒズブッラー戦闘員の作戦を司令官として指揮していたハサン・フサイン・ハーッジ氏がイドリブ県での戦闘で10日死亡し、11日レバノン領内の生地で埋葬された。

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ヒムス県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がアブー・サナースィル丘、ラスタン市一帯、タルビーサ市、カフルナーハー村で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がカトフ・ガドル村、マルーハ村、グナイマ村、ルワイサト・ハンダク・ハームー村、ラビーア町一帯、ルワイサト・タウィーラ村、ルワイサト・カスィース村、ハドラー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆・攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、AFP(10月11日付)は、シリア軍消息筋の情報として、ロシア軍、シリア軍による空爆などが続けられてきたカフルダブラ村をシリア軍が制圧したと伝えた。

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アレッポ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、科学研究センター一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がシャイフ・フサイン丘、ハリーフ丘一帯、ダルアー市アバーズィード地区、Syriatelビル南部で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, October 11, 2015、AP, October 11, 2015、ARA News, October 11, 2015、Champress, October 11, 2015、al-Hayat, October 12, 2015、Iraqi News, October 11, 2015、Kull-na Shuraka’, October 11, 2015、al-Mada Press, October 11, 2015、Naharnet, October 11, 2015、October 12, 2015、NNA, October 11, 2015、Reuters, October 11, 2015、SANA, October 11, 2015、UPI, October 11, 2015などをもとに作成。

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