アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の司令官アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏は「ロシアの干渉…最後の賭け」と題した音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=duh1csQ_U6Q&spfreload=10)をインターネットを通じて発表し、コーカサス地方のムジャーヒディーン(チェチェン人)に対して、ロシアを攻撃するよう呼びかけるとともに、アサド大統領やヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の殺害に対して懸賞金を掛けると述べた。
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音声声明は20分におよび、そのなかでジャウラーニー氏は以下のように述べた。
「コーカサスのくにの勇敢なるムジャーヒディーンよ…、ロシア軍がシャームの民を一人殺せば、彼らの民を一人殺すがよい。彼らが我らの兵を殺せば、彼らの兵を殺すがよい」。
「バッシャール・アサドを殺害し、彼の物語を終わらせる者に対して300万ユーロの懸賞金を与えよう。彼の部族、家族…であっても、私はアッラーの意志のもとに懸賞金支払いを保証しよう」。
「また、ハサン・ナスルッラーを殺した者にも200万ユーロの懸賞金を与えよう。彼の宗派、彼の部族であっても…」
「ロシアの介入の敗北の兆候は、その行き詰まった開始から目に見えていた。今日までの彼ら(ロシア軍)の空爆は、これまでの政権の空爆に何ら勝るものではなく、無差別で正確さを欠いている…。アッラーの意志によって、彼らはシャームの戸口で敗退するだろう」。
「ロシアの介入は、ムジャーヒディーンが達成した一連の圧倒的勝利を受けたものだ…。その戦果は最終的は(アサド)政権にも及んでいた…。それゆえ、ロシアの介入は、イラン、そしてその同盟者であるヒズブッラーどもの介入が破綻したことを宣言するようなものである」。
「シャームでの戦争は、ロシア人がアフガニスタンで直面した恐怖を忘れさせるほどのものになろう」。
「(シリア国内のすべての反体制組織は、)あらゆる内部衝突を停止し…、西洋とロシアのシャームの土地に対する十字軍的侵略が破綻するときまで対立を猶予すべきだ」。
「ダーイシュ(イスラーム国)が制圧した場所は、政権の深層には達していない」。
「ロシア軍の空爆がファトフ軍の諸派や、政府軍と直接対峙する勢力への攻撃から始まったこと、そして犯罪者である政権が行ってきたことを継続するかたちで、平穏な村々を空爆し、女性、子供を殺していることは驚くべきことではない」。
AFP, October 13, 2015、AP, October 13, 2015、ARA News, October 13, 2015、Champress, October 13, 2015、al-Hayat, October 14, 2015、Iraqi News, October 13, 2015、Kull-na Shuraka’, October 13, 2015、al-Mada Press, October 13, 2015、Naharnet, October 13, 2015、NNA, October 13, 2015、Reuters, October 13, 2015、SANA, October 13, 2015、UPI, October 13, 2015などをもとに作成。
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