ロシア外務省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍が過去24時間で、シリア国内のイドリブ県、ハマー県、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ダイル・ザウル県のダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の拠点32カ所に対して33回の空爆を実施したと発表した。
コナシェンコフ報道官によると、ダマスカス郊外県では、Su-34戦闘機を投入し、東グータ地方でバンカー・バスターBETAB-500を投下し、地対空ミサイル・システムを破壊した。
またSu-25戦闘機が、装甲車、四輪駆動車などを破壊したという。
アレッポ県では、ロシア軍戦闘機は、サフィール市郊外のカスィール・ワルド村近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)が司令部として使用していた2階建ての建物を破壊したほか、アターリブ市では爆弾製造工場を破壊した。
イドリブ県では、ロシア軍のSu-34、Su-25がハーン・シャイフーン市一帯を空爆し、迫撃砲6問、四輪駆動車3台を破壊した。
一方、ARA News(10月15日付)によると、ロシア軍はハマー県北部で、イスラーム軍の拠点を空爆し、戦闘員7人が死亡した。
さらに、クッルナー・シュラカー(10月16日付)によると、ヒムス県ガントゥー市の空爆はロシア軍によるもので、これにより住民43人が死亡したという
AFP, October 15, 2015、AP, October 15, 2015、ARA News, October 15, 2015、Champress, October 15, 2015、al-Hayat, October 16, 2015、Iraqi News, October 15, 2015、Kull-na Shuraka’, October 15, 2015、October 16, 2015、al-Mada Press, October 15, 2015、Naharnet, October 15, 2015、NNA, October 15, 2015、Reuters, October 15, 2015、SANA, October 15, 2015、UPI, October 15, 2015などをもとに作成。
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