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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(11月20日付)によると、19日にラアス・アイン市で再発していた自由シリア軍と民主統一党人民防衛隊(YPG)の戦闘は収束、両者は遺体や捕虜の交換を行った。
同報道によると、遺体・捕虜交換は、シリア・クルド国民評議会や地元の有力者の努力によるものだという。
自由シリア軍の戦闘員の一人によると、この戦闘でシャーム外国人部隊のアリー・アクシュート(アブー・アフマド・バザーア)、ワーイル・ハーッジ・ラヒームら10人以上の戦闘員が死亡、12人以上が負傷、トルコ側に帰還した、という。
クッルナー・シュラカー(11月20日付)によると、自由シリア軍は、国境地帯に狙撃主を配置し、人民防衛隊の攻撃に備えるとともに、避難しようとする市民にも発砲した、という。
また自由シリア軍によるラアス・アイン市の襲撃を主導したシャーム外国人大隊のウマル司令官は、トルコ領内の国境通行所に布陣し、停戦交渉を求めるラアス・アイン市の名士らとの面談を拒否し続け、人民防衛隊が武装放棄し、市内の検問所や施設から民主統一党の旗を降ろすまで攻撃を続けるとの一方的なメッセージを戦闘員の一人を通じて伝えてきた、という。
その後、アームーダー市、カーミシュリー市、ダルバースィーヤ市の住民2,000人以上がラアス・アイン市住民との連帯を訴え、同市に集まりデモを行うなか、人民防衛隊が市内に突入、奪還した、という。
なおシリア人権監視団によると、クルド人戦闘員4人、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム外国人大隊の戦闘員24人が死亡した、という。
また現地の活動家によると、自由シリア軍はクルド人35人を、人民防衛隊は自由シリア軍戦闘員11人を捕捉している、という。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区で軍・治安部隊と反体制武装勢力の間で銃撃戦があった、という。
一方、SANA(11月20日付)によると、マッザ区(オートストラード)にある情報省のダール・バアス(出版社)に、反体制武装勢力が撃った迫撃砲2発が着弾した。死傷者はなかった。
またマッザ区のアラブ作家連合施設にも、反体制武装勢力が発射した迫撃砲が着弾した。死傷者はなかった。
このほか、タダームン区では、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殲滅した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊がハラスター市を攻撃し、反体制武装勢力の戦闘員3人を殺害した。
またドゥーマー市、アルバイン市、スバイナ町、ヤルダー市、ビーブラー市、ハジャル・アスワド市などが砲撃を受け、ハジャル・アスワド市で市民4人が死亡した。
一方、『ハヤート』(11月21日付)は、マーヒル・アサド大佐を実質的司令官とする共和国護衛隊の部隊が、ダーライヤー市の掃討作戦に参加、戦闘機、戦車などを動員して、ダマスカス県およびダマスカス郊外県での反体制武装勢力の掃討を本格化させた、と報じた。
イスラーム旅団とジュンドッラー大隊なる組織が声明を出し、ハジャル・アスワド市近くの第246大隊の拠点を制圧したと発表した。
声明によると、戦闘は4日間続き、大隊の兵士を「皆殺し」にし、基地を制圧、武器弾薬を奪取した、という。
さらに、SANA(11月20日付)によると、ザマルカー町、ズィバーイーヤ市、サイイダ・ザイナブ町、ダーライヤー市などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市西部郊外のシャイフ・スライマーン地区の防空大隊周辺で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。
『ハヤート』(11月21日付)が複数の活動家の情報として報じたところによると、大隊の複合施設の半分以上が反体制武装勢力の手に落ちたという。
一方、SANA(11月20日付)によると、ダーラ・イッザ市、シャイフ・スライマーン村、ハンダラート・キャンプ、ズィルバ村、ムンビシュ市郊外のティシュリーン・ダム周辺、マーリア市・アアザーズ市間、カブターン・ジャバル村、アターリブ市、アレッポ市ブスターン・カスル地区などの反対武装勢力の大規模拠点複数カ所を軍・治安部隊が攻撃し、外国人戦闘員やシャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。
また、SANA(11月20日付)は、反体制武装勢力がアレッポ市マルジャ地区で2世帯9人を惨殺し、軍の犯行だとの映像を公開した、と報じた。
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イドリブ県では、SANA(11月20日付)によると、イドリブ市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、逮捕、武器弾薬を押収した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(11月20日付)によると、ダイル・ザウル市で軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。
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ヒムス県では、SANA(11月20日付)によると、カフルアブド村で反体制武装勢力が迫撃砲を発射、市民1人が死亡、複数が負傷した。
テヘランで開催されていたシリア国民対話大会が閉幕した。
閉幕声明では、あらゆるかたちの外国の介入をも拒否すること、包括的国民対話と国民和解の実現への努力の必要が確認された。
また、あらゆる形態の暴力、武装集団への武器密輸、テロリスト支援を拒否するとの姿勢が確認された。
SANA(11月20日付)が報じた。
シリア革命総合情報機関の政治渉外局長のバッサーム・ジャッアーラなる活動家はAFP(11月20日付)に対して、19日の発足が宣言された同機関が、「数ヶ月前から活動を行っており、宗派主義的な内乱の発生を狙った車爆弾の爆発数十件を未然に阻止した」という。
また「治安機関の要員数百人が我々に協力し、我々に体制の動きに関する情報を提供してくれている」と述べた。
一方、『ハヤート』(11月21日付)は、欧州で活動するシリア革命総合委員会の報道官の話として、シリア革命総合諜報機関が数百人の民間人、元軍人、元治安機関要員から構成されている、と報じた。
クルディーヤ・ニュース(11月20日付)は、ハサカ県のダルバースィーヤ市とラアス・アイン市を結ぶ街道に設置された民主統一党人民防衛隊(YPG)の検問所で、マフラミーヤ部族のヤースィル・リフアト・サブリー・アリー部族長(クルド人)、同族長の甥、シリア・ムスタクバル潮流のメンバー2人が殺害されたと報じた。
4人はラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の戦闘の停止を仲介するために同市に向かう途中だったという。
殺害された4人と自由シリア軍の関係は不明。
英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は下院において、「欧州のパートナーとの協議を踏まえ、英国政府はシリア革命反体制勢力国民連立をシリア国民の唯一の正統な代表として承認することを決定した」と発表した。
また、ヘイグ外務大臣は「(連立は)シリア国民の全面的支持を得て、より実質的に反体制勢力の努力を調整するべく努力しなければならない」と付言した。
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は訪問先のカンボジアの首都プノンペンでヒラリー・クリントン米国務長官と会談し、シリア情勢について意見を交わした、
イタルタス通信(11月20日付)によると、ラブロフ外務大臣は会談に関して「ドーハで採択された文書(シリア革命反体制勢力国民連立結成)は、主要な目的が体制打倒、国家機関の実質的粛清にあると述べている…。こうしたことをイラクで目の当たりにしてきた。イラク国民がそれによってどれだけの代価を払ったかに触れておきたい」と述べた。
また「私はクリントン国務長官に状況をどのように進展すると考えているか尋ねた…。しかし最終的な答えを耳にすることはなかった…。彼女はただ、ジュネーブ合意が米国の眼中にあるとだけ述べた」と付言した。
さらに「シリア国民を差し置いて決定が下されることは認められない。誰であれ交渉のテーブルに着かせねばならない」と対話を通じた紛争の平和的解決の必要を強調した。
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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣はアンカラで記者団に対して、「我々は(パトリオット・ミサイル配備の)正式な要請を可能な限り早急に(NATOに)行うだろう…。議論は最終段階にたっしおり、そう時間はかからないと言える」と述べた。
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国連の潘基文はカイロを訪問し、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談した。
会談後の記者会見で潘事務総長はシリア情勢に関して、「紛争の軍事化、人権侵害、そしてシリアが地域的な戦場になる危険を深く懸念する」と述べた。
AFP, November 20, 2012、Akhbar al-Sharq, November 20, 20a12、al-Hayat, November 21, 2012、Kull-na Shuraka’, November 20, 2012、al-Kurdiya News,
November 20, 2012、Naharnet, November 20, 2012、Reuters, November 20, 2012、SANA,
November 20, 2012などをもとに作成。
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イドリブ県では、テレグラムの「…
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