ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ軍報道官によると、シリア軍部隊がダマスカス郊外県東グータ地方のハラスター市マジュバル地区、ヌーラ村を制圧した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍とジハード主義武装集団がダーヒヤト・アサド町一帯で交戦するなか、シリア軍がドゥーマー市一帯の山岳地帯を空爆した。
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ヒムス県では、シリア・アラブ軍報道官によると、シリア軍がティールマアッラ村南部一帯を制圧した。
なお、『ハヤート』(10月23日付)によると、シリア軍はティールマアッラ村の精神病院一帯を制圧したという。
シリア・アラブ軍報道官によると、シリア軍はまた、ウンム・シャルシューム村、アブー・サナースィル丘、タドムル市郊外柑橘農園一帯で、反体制武装集団の武器弾薬庫、車輌を破壊、戦闘員を殺傷した。
一方、マサール・プレス(10月22日付)によると、シリア軍がティール・マアッラ村、ダール・カビーラ村、ガントゥー市、ウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市西部農場地帯を「樽爆弾」で空爆した。
シリア人権監視団によると、シリア軍はこのほかにもスナイスィル村、ジャワーリク村に対しても「樽爆弾」を投下した。
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ラタキア県では、シリア・アラブ軍報道官によると、シリア軍がジュッブ・アフマル村、サルマー町一帯での支配地域を拡大した。
これに関して、『ハヤート』(10月23日付)は、政権寄りの複数のサイトが、サルマー町を見下ろす戦略的要衝のカトフ・ガドル丘をシリア軍が制圧したと発表した、と伝えた。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルダブラ村、ジュッブ・アフマル村、タルティヤーフ村一帯で反体制武装集団と交戦した。
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ダルアー県では、『ハヤート』(10月23日付)は、政権寄りの複数のサイトの情報として、シリア軍がカフルシャムス町に突入したと伝えた。
カフルシャムス町に突入したシリア軍は反体制武装集団の抵抗を受けず市内に進入したという。
クッルナー・シュラカー(10月22日付)によると、シリア軍はシャイフ・マスキーン町以外にもダルアー市マンシヤ地区への攻勢を強めた。
一方、シリア・アラブ軍報道官によると、バルド村方面からワーディー・ズカークに潜入しようとした武装集団をシリア軍が撃退した。
他方、シリア人権監視団によると、アトマーン村一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
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ハマー県では、SANA(10月22日付)によると、マンスーラ村一帯、ファルク丘、ハムラー村でシリア軍が反体制武装集団を追撃し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、装備、車輌を破壊した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町を「樽爆弾」で空爆、またムーリク市郊外のアッブード検問所での戦闘でシリア軍兵士2人が死亡した。
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アレッポ県では、SANA(10月22日付)が軍消息筋の情報として伝えたところによると、シリア軍が人民防衛諸組織とともに、アレッポ市南部のカフルウバイド村、バッラース村およびその一帯、カウワース山、ジャウラト・ジャッハーシュ村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。
一方、シリア人権監視団によると、バッラース村一帯で、シリア軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)、アジア系・イラン人戦闘員がジハード主義武装集団と交戦し、「シャームの土地のコーカサス首長国」の司令官1人が死亡した。
「シャームの土地のコーカサス首長国」は9月末に、ヌスラ戦線に忠誠を誓うムハージリーン・ワ・アンサール軍からの離反を宣言していた外国人武装集団。
他方、シャーム戦線は、アレッポ市南部での戦闘でアイユービーヤ村を奪還したと発表した。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマスハラ村一帯を「樽爆弾」などで空爆した。
AFP, October 22, 2015、AP, October 22, 2015、ARA News, October 22, 2015、Champress, October 22, 2015、al-Hayat, October 23, 2015、Iraqi News, October 22, 2015、Kull-na Shuraka’, October 22, 2015、al-Mada Press, October 22, 2015、Masar Press Agency, October 22, 2015、Naharnet, October 22, 2015、NNA, October 22, 2015、Reuters, October 22, 2015、SANA, October 22, 2015、UPI, October 22, 2015などをもとに作成。
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