ロシア国防省は、ロシア軍が23~25日の3日間で、164回出撃(うち60回が夜間出撃)し、テロ組織の施設285カ所を破壊したと発表した。
ロシア軍が破壊したのは、ダーイシュ(イスラーム国)やファトフ軍の司令拠点24カ所、爆弾・ロケット弾製造工場3カ所、武器弾薬庫21カ所、基地・壕・教練キャンプ233カ所。
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ロシア国防省は、ロシア軍が過去24時間で59回の出撃を行い、ハマー県、イドリブ県、ラタキア県、アレッポ県、ダマスカス郊外県で、ダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の94の施設を破壊したと発表した。
空爆で破壊されたのは、司令拠点8カ所、武器弾薬庫5カ所、車輌多数、迫撃拠点6カ所、教練キャンプ38カ所、壕43カ所。
このうち、ラタキア県のサルマー町郊外では、Su-25戦闘機がダーイシュの防衛拠点3カ所を破壊した。
ダマスカス郊外県の東グータ地方では、シャームの民のヌスラ戦線の武器弾薬庫などを破壊した。
アレッポ県では、Su-34、Su-24M戦闘機が、ヒルバト・アミーア(Khibrat al-Amia、アラビア語による表記不明)、ザイターン村で、ダーイシュの司令拠点などを破壊した。
一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市南部のマラーガ丘一帯を空爆したという。
ダイル・ザウル県では、Su-24M戦闘機がダイル・ザウル市郊外のダーイシュ拠点を破壊した。
ハマー県・イドリブ県では、カフルサジュナ村、ガーブ平原一帯で車列、重火器などを破壊した。
クッルナー・シュラカー(10月27日付)によると、カフルナブル市に対するロシア軍の空爆で、シャーム自由人イスラーム運動メンバーのハーティム・ハーリド・ハティーブ氏と12歳になる娘が死亡した。
ヒムス県では、Su-25戦闘機がタドムル市近郊でダーイシュの車列などを破壊した。
一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆はサアン村に対して行われたという。
AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、October 27, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。
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