NNA(11月12日付)などによると、ベイルート県南部郊外のブルジュ・バラージナ地区に近い商店街で、男性2人が相次いで自爆テロを行い、住民43人が死亡、239人が負傷した。
内務治安軍総局によると、自爆犯2人はブルジュ・バラージナ地区に至るアイン・スィッカ通りのショッピング・センター前で、着用していた自爆ベルトを爆発させて犯行に及んだという。
一方、レバノン軍によると、自爆テロを行った2人の他に、もう1人自爆ベルトを着用した男性がいたが、犯行に失敗したという。
この連続自爆テロに関して、ダーイシュ(イスラーム国)を名乗る集団が声明を出し、「カリフの兵は、ラーフィディーン(シーア派)が多い地区で、バイクに爆弾を仕掛け爆破した…。同地区に背教者が集まったのを受け、殉教の騎士1人が背教者のなかで自らの自爆ベルトを爆破した」と発表した。
ベイルート南部郊外で大規模なテロが発生するのは、2014年半ば以来。
AFP, November 12, 2015、AP, November 12, 2015、ARA News, November 12, 2015、Champress, November 12, 2015、al-Hayat, November 13, 2015、Iraqi News, November 12, 2015、Kull-na Shuraka’, November 12, 2015、al-Mada Press, November 12, 2015、Naharnet, November 12, 2015、NNA, November 12, 2015、Reuters, November 12, 2015、SANA, November 12, 2015、UPI, November 12, 2015などをもとに作成。
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