ジョン・ケリー米国務長官は、13日にダーイシュ(イスラーム国)によるとされる同時テロ事件が発生したフランスの首都パリを急遽訪問し、フランソワ・オランド大統領と会談、ダーイシュが拠点を置くシリアへの空爆を強化するとの方針で一致した。
ケリー国務長官は会談後、記者団に対し、「情報交換を強めることで一致した」としたうえで、「(ダーイシュなどの)攻撃計画を阻止するため、「テロとの戦い」を強化しなければならない」と強調した。
また、トルコとともにシリア北部の国境地帯でダーイシュ戦闘員の往来を抑止するための合同作戦を近く実施すると述べた。
ケリー国務長官は「シリア北部の国境の75%は現在すでに封鎖されているが、我々はトルコとともに残りの長さ98キロの地域を封鎖するための作戦を準備している」と明言した。
一方、シリア紛争解決に向けた政治プロセスに関しては、ウィーン3会議での合意に沿ったかたちで、「数ヶ月とは言わず、数週間以内」にプロセスが開始されるとしたうえで、「我々に必要なのは政治プロセスの開始、停戦の実現だ」と述べた。
AFP(11月18日付)などが伝えた。
AFP, November 17, 2015、AP, November 17, 2015、ARA News, November 17, 2015、Champress, November 17, 2015、al-Hayat, November 18, 2015、Iraqi News, November 17, 2015、Kull-na Shuraka’, November 17, 2015、al-Mada Press, November 17, 2015、Naharnet, November 17, 2015、NNA, November 17, 2015、Reuters, November 17, 2015、SANA, November 17, 2015、UPI, November 17, 2015などをもとに作成。
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