シリア軍報道官は声明を出し、11月15日から20日までの5日間で、シリア軍機の出撃回数が114回に達し、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ハマー県、イドリブ県、アレッポ県、ダイル・ザウル県、ラタキア県のテロリストの拠点447カ所を破壊したと発表した。
ダマスカス郊外県での空爆では、ドゥーマー市内の武器弾薬庫1カ所、司令拠点2カ所、ハーン・シャイフ・キャンプの武器弾薬庫、砲撃拠点を破壊したほか、ビイル・カサブ地区、マルジュ・スルターン村、ハラスター市では、テロ組織の車列を攻撃、壊滅したという。
イドリブ県では、サラーキブ市で拠点2カ所を、ヒムス県では、カルヤタイン市、マヒーン町、フーシュ・アブー・ファラジュ村、シャンダーヒーヤ村で司令拠点3カ所、武器弾薬庫4カ所、車列を、ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区で指令拠点1カ所と車列を破壊したという。
ダルアー県では、ダルアー市各所で司令拠点複数カ所、アトマーン村北部、東カラク村、ガズラーン農場で車列を破壊したという。
スワイダー県では、シャアフ丘、カスル村、ワーディー・ガビーブ、サアド遺跡、ヒルバト・サミール村で車列を破壊したという。
ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市内で少なくとも3回の爆発があった。
爆発は弾道ミサイルと思われる砲弾の着弾によるものだという。
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アレッポ県では、マサール・プレス(11月20日付)によると、ロシア軍がフワイル・アイス村、バルクーム村、ズィルバ村、ハミーラ村、タッル・ハディーヤ村を空爆した。
また、ARA News(11月21日付)によると、アレッポ市旧市街各所で、ロシア軍の空爆によると思われる爆発が少なくとも4回発生した。
AFP, November 20, 2015、AP, November 20, 2015、ARA News, November 20, 2015、Champress, November 20, 2015、al-Hayat, November 21, 2015、Iraqi News, November 20, 2015、Kull-na Shuraka’, November 20, 2015、al-Mada Press, November 20, 2015、Masar Press Agency, November 20, 2015、Naharnet, November 20, 2015、NNA, November 20, 2015、Reuters, November 20, 2015、SANA, November 20, 2015、UPI, November 20, 2015などをもとに作成。
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