ヒムス県では、『ハヤート』(2月11日付)によると、ヒムス市旧市街での休戦が72時間延長されたことを受け、タラール・バラーズィー県知事と国連のヤアクーブ・フルウ代表が会談、女性、子供、老人などさらなる市民の退去について協議した。
バラーズィー知事はまた、会談で国連・シリア赤新月社の合同チームに、民間人退去とともに、ヒムス市旧市街での失踪者の問題にも対処するよう求めたという。
また、シリア赤新月社は、ヒムス市旧市街の停戦延長を受け、10日に新たに約300人の市民を旧市街から退去させたと発表した。
一方、SANA(2月10日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、アルシューナ村、サラーム・ガルビー村、サリーム村、ダフラト・アルーシャ村、ダフラト・ジャバルター村、ザーラ村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、チェチェン人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする反体制武装集団との3日間にわたる激しい攻撃を受け、10日早朝までに県全土から撤退した。
同監視団によると、ダーイシュ戦闘員は、ラッカ県境の一部地域以外にはもはや存在しないという。
しかし、ジャフラ油田近くでは、爆弾が仕掛けられた車が自爆し、ヌスラ戦線戦闘員など5人が死亡、またアブリーハ村でも同じく車が自爆し、18歳以下の若者6人を含む22人が死亡した。
自爆攻撃はダーイシュの外国人戦闘員によるものだという。
一方、SANA(2月10日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ムッラート村、フサイニーヤ町、カスラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また武装テロ集団が、ズハイル・トゥワイル刑事裁判所長を暗殺した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(2月10日付)によると、アドラー市旧市街、同ウンマーリーヤ地区、ムライハ市、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、サクバー市、アルバイン市、アーリヤ農場、タッル・クルディー町、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ダーライヤー市、タッル市郊外、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アンサール旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またジャルマーナー市では、反体制武装集団の迫撃砲攻撃により学生4人を含む市民11人が負傷した。
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ダマスカス県では、SANA(2月10日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(2月10日付)によると、アレッポ市、マルジャ地区、カルム・マイサル地区、カーディ・アスカル地区、カルム・ジャズマーティー地区、スッカリー地区、ハイダリーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またシャイフ・ルトフィー村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ファーフィーン村、バービース村、アターリブ市、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、アルバイド村、ダイル・ハーフィル市、バーブ街道地区、マアーッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(2月10日付)によると、サラーキブ市北部、マアッラトミスリーン市、カフルルーマー村、アブー・ズフール町、ウンム・ジャリーン村、マアラーター村、ダイル・ガルビー裏、タッフ村、ファイルーン村、ジダール・ビカフルーン村、タッル・サラムー村、マジャース村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(2月10日付)によると、ウンム・マヤーズィン町、ナイーミーヤ村、マハーミード農場、ダルアー市各所、タイバ町、西ガーリヤ村、サイダー町、ジーザ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(2月10日付)によると、ハーン・アルナバ市、西サムダーニーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、SANA(2月10日付)によると、武装テロ集団が、バッカーラ部族の名士でヒッティーン地方で自警活動を指揮していたバシール・ムハンマド・マフムード氏を暗殺した。
AFP, February 10, 2014、AP, February 10, 2014、Champress, February 10, 2014、al-Hayat, February 11, 2014、Iraqinews.com, February 10, 2014、Kull-na Shuraka’, February 10, 2014、Naharnet, February 10, 2014、NNA, February 10, 2014、Reuters, February 10, 2014、Rihab News, February 10, 2014、SANA, February 10, 2014、UPI, February 10, 2014などをもとに作成。
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