フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、『ル・プログレ』(12月5日付)のインタビューでシリア情勢に関して、アサド大統領の退陣がシリア国内での政治的移行の前提条件だとはもはや考えていない、と述べた。
ファビウス外務大臣は「一つのシリアというのが政治的転換の意図だ。これは、バッシャール・アサドが移行期の前に去らねばならないということを意味せず、未来への保証(将来退任するという保証)がなければならないということだ」と述べた。
ただし「ダーイシュ(イスラーム国)との戦いは今が正念場だ。だが、それは、すべてのシリア人と地域勢力が一つになることで、初めて効果的なものとなるだろう…。バッシャール・アサドが地位にとどまることで、どうしてこうしたことが可能になろうか…。我々が政治的移行を他制止、バッシャールがシリア軍を指揮しなければ、テロに対する共同行動をとることができよう。しかしバッシャールのもとでは不可能だ…。アサド氏の指揮下では、軍は穏健な反体制派とともに(テロとの戦いに)携わることができないということだけは明らかだ」とも付言した。
AFP, December 5, 2015、AP, December 5, 2015、ARA News, December 5, 2015、Champress, December 5, 2015、al-Hayat, December 6, 2015、Iraqi News, December 5, 2015、Kull-na Shuraka’, December 5, 2015、al-Mada Press, December 5, 2015、Naharnet, December 5, 2015、NNA, December 5, 2015、Le Progres, December 5, 2015、Reuters, December 5, 2015、SANA, December 5, 2015、UPI, December 5, 2015などをもとに作成。
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