クルド・ストリート(12月6日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、8日にサウジアラビアのリヤドで開催予定の反体制派の合同会合に対抗するかたちで、ハサカ県ルマイラーン町で初の総会を開催する予定だと伝えた。
同サイトによると、総会にはシリア国内外の活動家約500人が参加予定で、そのなかには、シリア国内で活動する諸政党、変革解放人民戦線、民主的変革諸勢力国民調整委員会、西クルディスタン移行期民政局に参加する民主統一党などの諸政党・政治組織、シリア民主軍を攻勢する人民防衛隊、サナーディード軍、ラッカ革命家戦線、革命家軍、ユーフラテスの火山作戦司令室などが参加を予定している。
アラブ民主軍は米国が支援を行っているが、この総会は、ロシア、イランが実質的な主催者で米軍関係者らも参加するという。
なお、会場となるルマイラーン町は、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区の主要都市で、同市郊外の農業空港は米軍による拡張工事が行われている。
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西クルディスタン移行期民政局の総合調整局は声明を出し、8日にサウジアラビアの首都リヤドで開催予定の反体制派の合同会合に関して、「シリア国民の意思に対する陰謀以外の何ものでもなく、シリア危機の政治的解決に資さない」と非難、「会合はシリア国民のすべての社会集団を代表していない」としたうえで、「李ヤード会合に関与しない」と宣言した。
西クルディスタン移行期民政局はこの合同会合に組織として招聘されていない。
AFP, December 6, 2015、AP, December 6, 2015、ARA News, December 6, 2015、Champress, December 6, 2015、al-Hayat, December 7, 2015、Iraqi News, December 6, 2015、Kull-na Shuraka’, December 6, 2015、Kurd Street, December 6, 2015、al-Mada Press, December 6, 2015、Naharnet, December 6, 2015、NNA, December 6, 2015、Reuters, December 6, 2015、SANA, December 6, 2015、UPI, December 6, 2015などをもとに作成。
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