ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市郊外のアーリヤ農場、アッブ農場橋一帯を砲撃、また戦闘機(所属不明)がサクバー市、ダイル・アサーフィール市一帯を空爆した。
このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍はダーライヤー市に対して「樽爆弾」で空爆を行い、同地各所でジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がアルバイン市、ザマルカー町、ジスリーン町・ビラーリーヤ村間の街道一帯でイスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
アレッポ県では、マサール・プレス(12月15日付)によると、反体制武装集団がバーニス村一帯で、シリア軍とともにアレッポ市南部郊外で進軍を続けるイラン人、イラク人の民兵と交戦した。
ARA News(12月15日付)によると、これによりファトフ軍がバーニス村を奪還したという。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がハーン・アサル村、アターリブ市、アーミリーヤ村、アレッポ市シャイフ・ルトフィー地区、ハナーヌー地区、カラム・タッハーン地区、ジャズマーティー地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が県北部の山岳地帯(ヌーバ山一帯、ズワイク村一帯)で、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦を続けた。
**
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がナージヤ村およびその一帯を砲撃する一方、ロシア軍と思われる戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市を空爆し、子供1人を含む5人が死亡した。
**
ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、タッル・ワースィト村、マンスーラ村を空爆した。
またシリア軍は、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラハーヤー村を「樽爆弾」で空爆した。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がラターミナ町、ラハーヤー村でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市一帯を、ロシア軍と思われる戦闘機がガルナータ村、ガジャル村、ウンム・シャルシューフ村一帯を空爆した。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市、イッズッディーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がインヒル市、カフルシャムス町を砲撃した。
一方、SANA(12月15日付)によると、シリア軍がダルアー市鉄道駅一帯で、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊などシャームの民のヌスラ戦線の傘下組織と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、クッルナー・シュラカー(12月15日付)によると、ハウラーン法務局のウサーマ・ヤティーム裁判長が乗った車が、ダルアー市・サイダー町間の街道に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、ヤティーム氏を含む3人が死亡した。
AFP, December 15, 2015、AP, December 15, 2015、ARA News, December 15, 2015、Champress, December 15, 2015、al-Hayat, December 16, 2015、Iraqi News, December 15, 2015、Kull-na Shuraka’, December 15, 2015、al-Mada Press, December 15, 2015、Masar Press Agency, December 15, 2015、Naharnet, December 15, 2015、NNA, December 15, 2015、Reuters, December 15, 2015、SANA, December 15, 2015、UPI, December 15, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…