AKI(12月21日付)は複数の反体制筋の話として、国連安保理決議第2254号に従い、2016年1月に開始予定のシリア政府との政治移行に向けた和平交渉に参加する反体制派の統一代表団に、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党のサーリフ・ムスリム共同代表を加えるため、米国がサウジアラビアやトルコの説得を試みている、と伝えた。
トルコ政府は、PKK(クルディスタン労働者党)とつながりがある民主統一党、そして西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊をテロ組織に認定するよう求めており、サウジアラビア政府もリヤドで主催した反体制派合同会合、そして会合で新設された最高交渉委員会から民主統一党を排除している。
しかし、米国は、ロシア軍によるシリア空爆開始以降、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線やシャーム自由人イスラーム運動と共闘する「穏健な反体制派」への支援を断念、人民防衛隊主体のシリア民主軍への支援を強化している。
AFP, December 21, 2015、AP, December 21, 2015、AKI, December 21, 2015、ARA News, December 21, 2015、Champress, December 21, 2015、al-Hayat, December 22, 2015、Iraqi News, December 21, 2015、Kull-na Shuraka’, December 21, 2015、al-Mada Press, December 21, 2015、Naharnet, December 21, 2015、NNA, December 21, 2015、Reuters, December 21, 2015、SANA, December 21, 2015、UPI, December 21, 2015などをもとに作成。
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