シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団は声明を出し、イドリブ県のほぼ全域を支配下に置くアル=カーイダ系組織の連合組織「ファトフ軍」からの脱会を宣言した。
ファトフ軍は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などが主導する連合組織で、脱会は2015年10月のジュンド・アクサー機構脱会に次ぐ動き。
シャーム軍団は声明で「政権、そのシャッビーハ、シーア派、ロシアといった内外の敵がアレッポ陥落への努力を集中させているなか、我々はアレッポ地域の革命家支援を最優先とする」と主張し、ファトフ軍としての活動を終了すると表明した。
なおシャーム軍団は、12月にサウジアラビアのリヤドで開催された反体制派合同会合に参加し、反体制派統一代表団の人選を担当する最高交渉委員会にもメンバー1人を送り込んでいる。
AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。
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