クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクナイトラ市郊外のバアス市近郊でジハード主義武装集団と交戦した。
シリア軍はまた、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村一帯を砲撃したほか、クナイトラ市南部の・ナースィリーヤ村の森林地帯ではまた、反体制武装集団司令官が乗った車を正体不明の武装集団が襲撃した。
クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、襲撃を受けたのはシリア革命家戦線司令官のアブー・ハムザ・ナイーミー氏。
シリア人権監視団によると、シリア軍によるこの攻勢は、ダマスカス郊外県のムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市への包囲強化が目的だという。
一方、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がクナイトラ市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団とジャウバル区一帯で交戦、シリア軍が同地を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市一帯で、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(1月5日付)によると、シリ軍がシャイフ・マスキーン市でイスラーム・ムサンナー運動などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動の幹部司令官でシューラー評議会メンバーのアブー・ラーティブ氏がファルハーニーヤ村で車で移動中に何者かに撃たれ、即死した。
また、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市各所を砲撃、また同市一帯でジハード主義武装集団と交戦した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がサルマー町各所を空爆した。
またクルド山、トルクメン山一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、第1海外師団、第2海外師団、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍支配下のサラーキブ市内で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らがダマスカス郊外県マダーヤー町に対して続けている包囲解除と、ファトフ軍が包囲を続けるフーア市・カファルヤー町への攻撃を求めるデモが発生した。
クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、イドリブ市などファトフ軍支配下のイドリブ県各地でも4、5日に同様のデモが行われたという。
AFP, January 5, 2016、AP, January 5, 2016、ARA News, January 5, 2016、Champress, January 5, 2016、al-Hayat, January 6, 2016、Iraqi News, January 5, 2016、Kull-na Shuraka’, January 5, 2016、al-Mada Press, January 5, 2016、Naharnet, January 5, 2016、NNA, January 5, 2016、Reuters, January 5, 2016、SANA, January 5, 2016、UPI, January 5, 2016などをもとに作成。
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