アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室諸派が交戦するマーリキーヤ村、カシュタアール村、マンナグ航空基地一帯をロシア軍と思われる戦闘機が空爆した。
一方、シリア民主軍は県東部のティシュリーン・ダム一帯のユーフラテス川西岸地域でダーイシュと交戦を続け、有志連合と思われる戦闘機が航空支援を行った。
このほか、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がナッジャーラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同村おおよびその周辺の丘2カ所を制圧した。
他方、アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月8日付)によると、県北部のいわゆる「安全地帯」内で活動するスルターン・ムラード旅団が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある12カ村を軍事地区に指定、住民に退去を求めた。
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こうしたなか、地元調整委員会は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧したアレッポ県ユーフラテス河畔のティシュリーン・ダムに関して、シリア民主軍ではなく、米軍が制圧・駐留しており、同地の北西部に位置するダーイシュの主要拠点の一つマンビジュ市攻略の準備を行っていると発表した。
AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、January 8, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。
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