シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団がアレッポ県北部の「安全保障地帯」で有志連合、トルコ軍の支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)支配下の2カ村を制圧(2016年1月10日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月10日付)によると、シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団などからなる武装集団がいわゆる「安全地帯」でダーイシュ(イスラーム国)が支配下に置く2カ村(カッラ・クーバル村、ヒルバ村)を、ダーイシュとの戦闘の末に制圧した。

シャーム軍団とともに戦闘に参加したのは、スルターン・ムラード師団、ムウタスィム・ビッラー旅団、ハムザ旅団。

なおダーイシュの通信部門アアマーク通信によると、戦闘では有志連合の無人航空機がシャーム軍団側を航空支援するとともに、トルコ軍もカッラ・クーバル村を攻撃したという。

AFP, January 10, 2016、AP, January 10, 2016、ARA News, January 10, 2016、Champress, January 10, 2016、al-Hayat, January 11, 2016、Iraqi News, January 10, 2016、Kull-na Shuraka’, January 10, 2016、al-Mada Press, January 10, 2016、Naharnet, January 10, 2016、NNA, January 10, 2016、Reuters, January 10, 2016、SANA, January 10, 2016、UPI, January 10, 2016などをもとに作成。

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