ヌスラ戦線のシリア人・外国人指導者90人が「解放区」を統治するシューラー評議会の樹立と武装集団の統合を提言(2016年1月17日)

『ハヤート』(1月18日付)は、シャームの民のヌスラ戦線で活動するシリアおよびアラブ諸国出身の指導者(シャイフ)約90人が共同声明を出し、シリア国内で活動する「ムジャーヒディーンの組織」(反体制武装集団)統合を提言した。

声明において、指導者らは組織統合を実現するに先だって、「解放区」を支配する武装集団やウラマーをシューラー評議会として統合し、その行政を暫定的に担うことで武装集団の統合をめざすべきだと主張した。

このシューラー評議会は「解放区」の立法機関、行政監視機関であり、軍事局、治安局、布教局、政治局、財務局、福祉局、司法局からなるという。

共同声明には、シャームの民のヌスラ戦線および同組織をはじめとするアル=カーイダ系組織などからなるファトフ軍を指導するサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏、ウマル・ハンムード・マアルーフ氏(シャイフ・アブー・ザイド)、ハイダラ・カフターニー氏(アブー・アリー)、アブドゥルムンイム・ムスタファー・ハリーマ氏(アブー・バスィール・タルトゥースィー)、マイサル・ジャッブーリー氏(アブー・マーリヤー・カフターニー、ダルアー県からイドリブ県に退去)、ムハンマド・ハサン・ハーッジ・アリー氏(アブー・ハサン・シャーミー)、イブラーヒーム・アリー氏(アブー・ファドル)らが含まれている。
らが署名している。

AFP, January 17, 2016、AP, January 17, 2016、ARA News, January 17, 2016、Champress, January 17, 2016、al-Hayat, January 18, 2016、Iraqi News, January 17, 2016、Kull-na Shuraka’, January 17, 2016、al-Mada Press, January 17, 2016、Naharnet, January 17, 2016、NNA, January 17, 2016、Reuters, January 17, 2016、SANA, January 17, 2016、UPI, January 17, 2016などをもとに作成。

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