AFP(1月18日付)によると、シリア国境に近いトルコのキリス市内の中学校校庭に迫撃砲弾が着弾し、1人(清掃夫)が死亡、女子生徒1人が重傷、2人が軽傷を負った。
キリス県知事によると、迫撃砲はシリア領内のアレッポ県アアザーズ市郊外(バーブ・サラーマ国境通行所近く)から発射され、3発が着弾したうちの1発が小学校の校庭を直撃したという。
また、ARA News(1月18日付)は、トルコの複数の治安筋やキリス知事の話として、カチューシャ・ロケット弾3発がシリア領内(キリス市から約20キロの地点)からトルコ領内に飛来、レーダーでこれを確認したトルコ軍がただちに砲撃し、応戦したと伝えた。
なおキリス県知事によると、迫撃砲を撃ったのはダーイシュ(イスラーム国)だと思われるという。
アアザーズ市郊外は、米トルコが「安全地帯」を設置することに合意した地域の西端に位置し、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム戦線などからなる反体制武装集団、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、革命家軍などからなるシリア民主軍が混戦、ロシア軍が空爆を行っている地域。
AFP, January 18, 2016、AP, January 18, 2016、ARA News, January 18, 2016、Champress, January 18, 2016、al-Hayat, January 19, 2016、Iraqi News, January 18, 2016、Kull-na Shuraka’, January 18, 2016、al-Mada Press, January 18, 2016、Naharnet, January 18, 2016、NNA, January 18, 2016、Reuters, January 18, 2016、SANA, January 18, 2016、UPI, January 18, 2016などをもとに作成。
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