サウジアラビア、トルコが後援するイスラーム軍、シャーム軍団、シリア国民連合は共同声明を出し、ジュネーブ3会議が失敗したら、シリア、ロシアの責任であると批判(2016年1月23日)

サウジアラビアが支援するイスラーム軍、トルコが後援するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団など40以上の反体制武装集団およびシリア革命反体制勢力国民連立が共同声明を出し、1月25日に開催予定のジュネーブ3会議に関して、「政治プロセスにおけるいかなる失敗の責任も、戦争犯罪を続けるアサド政権とその同盟者であるロシアの責任だ」と発表した。

共同声明を発表したのは以下の組織:シリア革命反体制勢力国民連立、南部戦線司令部、北部師団、イスラーム軍、シャーム戦線、ヤルムーク軍、アンサール・イスラーム戦線、中部師団、ナスル軍、シャーム革命家大隊、タウヒード軍、シャーム戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、部族師団、アムード・ハウラーン師団、第24歩兵師団、第1特殊任務師団、アンサール・シャーム大隊、海岸第10旅団、第1中隊、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、第16歩兵師団、イスラーム覚醒大隊、ムジャーヒディーン軍、ヒムス解放運動、シャーム軍、ハウラーン自由人連合、砂漠自由人連合、カシオン旅団、ハムザ師団、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、殉教者ガッサーン・トゥワイラシュ師団、タウヒードの暁師団、イッザ軍、ヒムス軍団、フルカーン旅団、ザーウィヤ山の鷹旅団、第13師団、第1沿岸師団、クナイトラ・ゴラン軍事評議会、スルターン・ムラード旅団、第5旅団、第312師団、アルバイーン大隊、ムウタスィム・ビッラー旅団。

声明において、武装集団らは、シリア軍、ロシア軍による民間人殺害、包囲、飢餓、インフラ、病院、学校、国境通行所の攻撃・破壊、そして国連安保理での人権に関する諸決議の履行拒否を非難、「軍事攻撃、政治的威嚇、反体制派へのあからさまな干渉を通じて、ロシアによる政治プロセスへの指図、介入を拒否する」と主張した。

そのうえで、国連安保理決議第2254号の第12、13項において確認された都市などへの包囲解除と人道支援、すべての逮捕者の釈放、民間人に対する空爆・砲撃の停止の必要を改めて強調した。

AFP, January 23, 2016、AP, January 23, 2016、ARA News, January 23, 2016、Champress, January 23, 2016、al-Hayat, January 24, 2016、Iraqi News, January 23, 2016、Kull-na Shuraka’, January 23, 2016、al-Mada Press, January 23, 2016、Naharnet, January 23, 2016、NNA, January 23, 2016、Reuters, January 23, 2016、SANA, January 23, 2016、UPI, January 23, 2016などをもとに作成。

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