アレッポ県で活動するヌールッディーン・ザンキー運動(シャーム戦線参加組織)のアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク報道官はクッルナー・シュラカー(1月28日付)に対して、アレッポ市内の拠点複数カ所を「他の組織」に譲渡することを決定したと語った。
アブドゥッラッザーク報道官によると、ヌールッディーン・ザンキー運動はアレッポ市および同市郊外一帯に160以上の拠点を保有しているが、資金部族による「大いなる圧力」に曝され、譲渡を決定したという。
ヌールッディーン・ザンキー運動が拠点を譲渡した組織名は明らかにしなかったが、クッルナー・シュラカー(1月27日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市および同市北部に増援部隊を派遣、検問所などを新たに設置していると伝えている。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…