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アサド大統領は2012年政令第358号を発し、サッターム・ジャドアーン・ダンダフを駐イラク大使に任命、同日中に認証式を行った。
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進歩国民戦線加盟政党による「政治対話と国民和解は治安と安定回復への我々の道だ」が2日間の日程を終え、閉幕した。
閉幕声明では、外国の干渉拒否、シリアをめぐる国際会議開催要請の拒否、外国から輸入されたテロの根絶、国内での政治的対話の必要を確認した。
また、外国の干渉に関しては、カタールを「米国の手先、イスラエルの信頼できる同盟国」と名指しで批判した。
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『クッルナー・シュラカー』(10月9日付)は、アフマド・サイイド・ダマスカス第一検事が、アブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領、フィラース・トゥラース、アドナーン・アルウール(シャイフ)、ムハンマド・シャンムート(医師)、ムハンマド・イドリビー、ジョルジュ・ヤーズジー、タージッディーン・イーサーをテロ法廷に起訴したと報じた。
ダマスカス県では、SANA(10月9日付)によると、ザブラターニー地区のバス停留所で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、敷地内の施設や停車中の車が被害を受けた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、前日に空軍情報部で爆弾テロが発生したハラスター市で、軍・治安部隊と反体制武装勢力の交戦が続いた。
一方、SANA(10月9日付)によると、グータ東部で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」の追撃を続けた。
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アレッポ県では、SANA(10月9日付)によると、カフルハムラ村、ザルーナ村、カフルトゥーラーン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺傷した。
またアレッポ市では、ブスターン・カスル地区、ダウワール・ハーウーズ地区、ダウワール・シャッアール地区、カルム・ジャバル地区、ブスターン・バーシャー地区などで反体制武装勢力の拠点を攻撃し、戦闘員を殺害、装備を破壊した。
一方、アレッポ市内の清掃局の労働者に反体制武装勢力が発砲、2人を殺害した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団のアリー・アブドゥッラフマーン所長がAFP(10月9日付)に対して、マアッラト・ヌウマーン市の入口にある検問所1カ所を除く同市から軍・治安部隊が撤退した、と発表した。
同市は2012年6月に反体制武装勢力が一時制圧していたが、軍・治安部隊の攻撃で撤退を余儀なくされていた。
同監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市での砲撃により、反体制武装勢力の戦闘員12人、民間人10人が8日に死亡し、9日には子供1人が死亡した。
一方、SANA(10月9日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。
またトルコ領内からタッル・ザハブ地区に潜入しようとした反体制武装勢力戦闘員と軍・治安部隊が交戦し、複数名を殺害した。
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ヒムス県では、SANA(10月9日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハーリディーヤ地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。
またクサイル地方のズィラーア市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、アフガニスタン人、チェチェン人など戦闘員多数を殺害する一方、レバノン領からの潜入を試みた戦闘員を撃退した。
シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区に軍・治安部隊が突入したことを認めつつ、「未だに制圧されていない」と述べた。
またアブ-・ビラ-ル・ヒムスィーを名のるヒムス市の活動家は、AFP(10月9日付)に対して、「ヒムス市では800世帯が包囲されている」と述べた。
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ハマー県では、SANA(10月9日付)によるとハマー市内の複数地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」を追撃、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。
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ラタキア県では、SANA(10月9日付)によると、ラウダ村、マイダーン村、バイト・ファーリス村、アルジャ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の浄化を完了した。
ハラスター市の空軍情報部へのテロ(8日)に関して、シャームの民のヌスラ戦線は車2台を使用して自爆攻撃を行ったと発表した。
これに対して、シリア治安筋は『ハヤート』(10月9日付)などに、爆弾が仕掛けられた車2台のうち1台は阻止されたと反論した。
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シリア国内外の反体制活動家が「賢人会議」結成に向けた枠組み構築を完了した、と「アフバール・シャルク」(10月9日付)などが報じた。
賢人会議は、反体制勢力の統合と移行期間における行政の担当を目的としており、以下のような指導者が参加する予定。
ブルハーン・ガルユーン(シリア国民評議会前事務局)
アブドゥルハミード・ダルウィーシュ(シリア・クルド進歩民主党書記長、シリア・クルド国民評議会)
ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム)
アーリフ・ダリーラ(シリア民主フォーラム)
フサイン・アウダート
アスラーン・アブドゥルアリーム
イスビーリードゥーン神父
アリー・サドルッディーン・バヤーヌーニー(シリア・ムスリム同胞団前最高監督者)
ハイサム・マーリフ((シリア革命評議会代表(暫定政府首班)
アフマド・スィヤースィナ(シャイフ)
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民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局は声明を出し、メンバーのアブドゥルアズィーズ・ハイイルがフランス訪問中にリフアト・アサド副大統領と会談した、とのアラビーヤ(10月7日付)でのワヒード・サクルの発言を否定した。
ハイイルは先月、空軍情報部に拘束されたとされ、その処遇をめぐってラタキア県カルダーハ市でハイイル家、ウスマーン家がアサド家との対立を強めていると言われる。
クルディーヤ・ニュース(10月9日付)は、民主社会運動(TEV-DEM)幹部の話として、シリア・クルド国民評議会が事務局会合で、イラクのクルディスタン自治区で軍事教練されたクルド人避難民を活動に導入することを拒否することで合意した、と報じた。
「現段階で軍事力は必要ない」というのが理由。
シリアから避難したクルド人は、ハンナス・キャンプで軍事教練を受けているとされ、シリア・クルド国民評議会はその存在を脅威とみなす一方、民主統一党が同調するか否かを疑念をもって注視しているという。
ハンナス・キャンプで教練を受けたクルド人は600人が既に対シリア国境に展開し、700人が現在教練を受けており、この動きはPKKや民主統一党の動きを牽制する効果を持っているとしてトルコ政府によって歓迎されていた。
一方、民主統一党は、「人民防衛隊」の名で独自の民兵の結成をめざしている。
同部隊は2大隊からなり、15,000人の戦闘員を擁するという。
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PKKの事実上の党首であるムラード・カライラーンはイラク北部でAFP(10月9日付)の取材に応じ、「地域情勢の進展、とりわけシリア情勢の進展とクルド問題の顕在化はトルコ政府の懸念を強めている…。なぜなら(2011年3月のような)イラク・クルディスタンでの試練がシリアで繰り返されることを恐れているからだ」と述べた。
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クルディーヤ・ニュース(10月9日付)によると、数百人のクルド人がアレッポで反体制武装闘争を行うタウヒード旅団に参加している、と報じた。
同報道によると、「自由クルド軍」として知られている「サラーフッディーン・アイユービー大隊」もタウヒード旅団の傘下に入ったという。
サラーフッディーン・アイユービー大隊のビユワール・ムスタファー大尉によると、同大隊は300人の離反兵からなり、アフリーン市に主に展開しているが、同市は民主統一党の戦闘員が実効支配している。
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民主的諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、民主統一党(の民兵)が委員会の軍事部門として機能しているとの一部非難を否定した。
また民主統一党の民兵だとされる武装集団に関しても、「民主統一党員ではなくPKKのメンバー」と述べ、「人民防衛隊」(YPG)の結成を通じてシリア北東部の軍事支配を強化しようとしているとの見方を否定した。
ザマーン・ワスル(10月9日付)が報じた。
自由シリア軍合同司令部中央広報局のファフド・ミスリーは、MTV(10月9日付)に対して、ヒムス県の検問所に配置されていたヒズブッラーの戦闘員13人を拘束したと述べた。
ミスリーは「ヒムス県郊外の軍・治安部隊の検問所に配置されていた完全武装のヒズブッラー戦闘員13人を捕捉した…。彼らは宗教関係者でもなければ、観光客でもなければ、同地の家族を訪れた者でもない」と述べた。
そのうえで、ヒズブッラー指導部に戦闘員を撤退させ、主権侵害を止めるよう警告し、これに応じない場合、「ダーヒヤの中心で忘れることのできない教訓を与えることができる。我々はナスルッラーに言う、我々はお前の居場所の探し方を知っている。我々の攻撃に対してお前、そしてお前の悪党ども安全ではない」と脅迫した。
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ヒズブッラーおよびアサド政権と対立するムスタクバル潮流は、自由シリア軍のミスリーによるダーヒヤへのテロ脅迫とも思える発言を批判する一方、ヒズブッラーのシリアでの活動について集中的な調査を行うべきだとの声明を出した。
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AFP(10月9日付)は、軍・治安部隊によるヒムス県クサイル地方などでの反体制武装勢力掃討作戦激化に伴い、過去24時間でシリア人約400人がレバノン領内に避難した、と報じた。
フィリップ・ゴードン米国務副長官は『ル・モンド』(10月9日付)に、反体制勢力が発足をめざしている暫定政府の承認に関して「時期尚早」との見方を示した。
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アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長は記者会見で、「そうしなければならないなら、我々にはトルコを防衛する計画がある」と述べた。
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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は「アサド大統領は終わった。松葉杖をついている」と批判した。
トルコ軍のネジュデト・オゼル参謀長がハタイ県を訪問した。
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国連の潘基文事務総長はフランスのフランソワ・オランド大統領と会談し、シリア情勢に関して、アサド政権に一方的な発砲停止を呼びかけた。
AFP, October 9, 2012、Akhbar al-Sharq, October 9, 2012、al-Hayat, October 10, 2012、Kull-na Shurakaʼ, October 9, 2012、al-Kurdiya News, October 9, 2012、MTV, October 9, 2012、Naharnet.com, October 9, 2012、Reuters, October 9, 2012、SANA, October 9, 2012、Zaman al-Wasl, October 9, 2012などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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