アレッポ県北西部での戦闘激化に乗じるかたちでダーイシュ(イスラーム国)は「穏健な反体制派」とシリア民主軍への攻撃を激化(2016年2月18日)

アレッポ県北西部でシリア軍、シリア民主軍、アル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」が混戦するなか、ARA News(2月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心都市アアザーズ市の東方に位置するマーリア市への侵攻を再開し、シャーム戦線と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(2月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるトルコ国境のアイン・アラブ市(コバネ)および人民防衛隊主体のシリア民主軍の制圧下にあるティシュリーン・ダム一帯を砲撃、交戦状態となった。

一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市近郊のスィーン村でシリア軍とダーイシュが交戦した。

また、SANA(2月18日付)によると、シリア軍がスィーン村、カッバースィーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 18, 2016、AP, February 18, 2016、ARA News, February 18, 2016、Champress, February 18, 2016、al-Hayat, February 19, 2016、Iraqi News, February 18, 2016、Kull-na Shuraka’, February 18, 2016、al-Mada Press, February 18, 2016、Naharnet, February 18, 2016、NNA, February 18, 2016、Reuters, February 18, 2016、SANA, February 18, 2016、UPI, February 18, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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