ジョン・ケリー米国務長官は、ドイツのフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー外務大臣との会談後の記者会見でシリア情勢について触れ、そのなかで停戦を揺るがすほどの深刻な違反行為は発生していないとの見方を示した。
ケリー国務長官は「我々は自らが構築したプロセスを通じて、実際に(停戦)違反が起きたか、あるいはシャームの民のヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)に対する正当な戦闘が実際に行われているかを特定する」としたうえで、停戦違反の報告がなされてはいるもの、シリアのほとんどの地域で暴力は減少していると述べた。
ケリー国務長官はまた「敵対行為停止合意が定めた責任を免れる手段を求めるのではなく、停戦プロセスを支援するようすべての当事者に呼びかける」と付言した。
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米国防総省は、同省高官がロシア国防省高官とビデオ会議を開き、シリア領内でのロシア軍と有志連合の空爆作戦の実施状況とその調整・連携に関して意見を交わした。
国防総省報道官によると、会議では、2月27日に発効した敵対行為停止合意の履行状況は、両国外務省所轄という理由で審議事項とはならなかったという。
『ハヤート』(3月2日付)が伝えた。
AFP, March 1, 2016、AP, March 1, 2016、ARA News, March 1, 2016、Champress, March 1, 2016、al-Hayat, March 2, 2016、Iraqi News, March 1, 2016、Kull-na Shuraka’, March 1, 2016、al-Mada Press, March 1, 2016、Naharnet, March 1, 2016、NNA, March 1, 2016、Reuters, March 1, 2016、SANA, March 1, 2016、UPI, March 1, 2016などをもとに作成。
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