ラタキア県では、ロイター通信(3月2日付)によると、シリア軍がロシア軍の航空支援を受け、県北西部のカッバーナ丘の反体制武装集団拠点に対して攻撃を激化させた。
カッバーナ丘はイドリブ県のジスル・シュグール市やハマー県のガーブ平原にいたる丘陵地帯の一角をなしている。
またシリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系の戦闘員がロシア軍の指揮のもと、クルド山のカッバーナ村一帯で、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、第1沿岸師団などからなる武装集団と交戦した。
この戦闘で、トルキスターン・イスラーム党の戦闘員5人が死亡、シリア軍側も複数の死傷者が出た。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系戦闘員が、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)との連携するジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党とアレッポ市南部郊外のハーン・トゥーマーン村、ズィルバ村周辺一帯で交戦した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市郊外一帯、スカイク村周辺の農場地帯を砲撃、また県南部のタマーニア町に対しても空爆が行われた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムーリク市、ラハーヤー村、サラミーヤ市郊外を砲撃した。
また、ARA News(3月2日付)によると、解放軍がジューリーン村のシリア軍拠点に対して「停戦違反への報復」として砲撃を行ったと発表した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村を砲撃した。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、占領下ゴラン高原近くのイッシャ村にあるシリア革命家戦線の本部で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、司令官や戦闘員18人が死亡した。
AFP, March 2, 2016、AP, March 2, 2016、ARA News, March 2, 2016、Champress, March 2, 2016、al-Hayat, March 3, 2016、Iraqi News, March 2, 2016、Kull-na Shuraka’, March 2, 2016、al-Mada Press, March 2, 2016、Naharnet, March 2, 2016、NNA, March 2, 2016、Reuters, March 2, 2016、SANA, March 2, 2016、UPI, March 2, 2016などをもとに作成。
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