イランのIRNA(3月6日付)は、ハサン・ロウハーニー大統領がテヘランでトルコのアフメト・ダウトオール首相と会談した。
ロウハーニー大統領は会談後、「諸国の主権を尊重する必要があるとの点で、両国には意見の相違はない。各国国民が自らの国の行方を決定する」としたうえで、「(シリアでの)戦争を終わらせ、流血、難民発生を食い止める必要がある。イラン、トルコ領政府はこれらの問題に対して、真剣且つ有効な措置を講じることができる」と述べた。
また「両国は共通の敵であるテロとの戦いにおいて協力、協調、専念し、地域の平和と安定の基礎を強化しなければならない。イランとトルコは、隣り合う大国として、イスラーム世界の統合の基礎を強化するための建設的且つ影響力のある措置を実施できる」と強調した。
さらに「諸外国は地域の問題を全面解決しようとしておらず、それぞれの国益を実現しようとしている。それゆえ、地域諸国が自ら問題を解決しなければならない。イランとトルコの協力は必ず、地域における持続的和平の実現において建設的な役割を果たすことになる」と付言した。
これに対して、ダウトオール首相は「私は、トルコとイラン、そしてその他の地域諸国がシリアの領土の統一性、分割阻止という点で合意できると確信している」と述べた。
また「我々とイランは、すべての国とともに、シリア危機の早急な解決と同国の領土保全のために一致団結して行動しなければならない」と付言した。
AFP, March 6, 2016、AP, March 6, 2016、ARA News, March 6, 2016、Champress, March 6, 2016、al-Hayat, March 7, 2016、Iraqi News, March 6, 2016、IRNA, March 6, 2016、Kull-na Shuraka’, March 6, 2016、al-Mada Press, March 6, 2016、Naharnet, March 6, 2016、NNA, March 6, 2016、Reuters, March 6, 2016、SANA, March 6, 2016、UPI, March 6, 2016などをもとに作成。
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