シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で活動する「穏健な反体制派」の第13師団のメンバーが12日晩、ヌスラ戦線の拠点複数カ所を襲撃したと発表した。
声明によると「第13師団メンバーはヌスラ戦線の拠点を襲撃するだけでなく、同市内のヌスラ戦線メンバーの家も襲撃し、家族を暴行し、逮捕した」という。
ヌスラ戦線は「革命がセンスィティブな段階にあるなかで、なぜ暴行が行われたのか理由が分からない」と付言、「すべての理性ある人々に事態を理解し…、戦闘員の銃を政府軍、ロシア軍に向ける」よう呼びかけた。
一方、ムハンマド・フーズーを名乗る活動家はARA News(3月12日付)に対し、「第13師団メンバーはマアッラト・ヌウマーン市内各所でヌスラ戦線メンバーと軽火器で交戦、またヒーシュ村、カフルサジュナ村でも同様の戦闘があった」と述べた。
フーズー氏はまた「ヌスラ戦線の軍用車輌の車列がハマー県からマアッラト・ヌウマーン市に向かった。またヌスラ戦線メンバーはマアッラト・ヌウマーン市内に検問所を設置し、市内への出入りを阻止している」という。
一方、複数の活動家によると、ヌスラ戦線は、ダーイシュ(イスラーム国)との連携が取りざたされているジュンド・アクサー機構とともにヒーシュ村にある第13師団の拠点と倉庫を襲撃し、同師団のヒーシュ村司令官のサリー・サッルーム離反大尉を拘束、また同師団に属すハーン・シャイフーン大隊司令官のムスタファー・カンジュ氏の車を狙撃したという。
同市では11日、活動家らが反体制デモを実施したが、ヌスラ戦線の旗を掲げる若者が介入し、中止を余儀なくされていた。
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クッルナー・シュラカー(3月13日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市では12日晩、市内各所で住民がデモを行い、ヌスラ戦線と第13師団の対立回避を訴えた。
AFP, March 12, 2016、AP, March 12, 2016、ARA News, March 12, 2016、Champress, March 12, 2016、al-Hayat, March 13, 2016、Iraqi News, March 12, 2016、Kull-na Shuraka’, March 12, 2016、March 13, 2016、al-Mada Press, March 12, 2016、Naharnet, March 12, 2016、NNA, March 12, 2016、Reuters, March 12, 2016、SANA, March 12, 2016、UPI, March 12, 2016などをもとに作成。
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