ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月12日に29件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反のうち18件はラタキア県、5件はダマスカス郊外県、2件はイドリブ県、1件はハマー県で発生し、ダマスカス郊外県とイドリブ県ではアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動による砲撃で10人が死亡、30人あまりが負傷した。
また、アレッポ県シャイフ・マクスード地区では武装集団が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点複数カ所を砲撃した。
なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。
AFP, March 13, 2016、AP, March 13, 2016、ARA News, March 13, 2016、Champress, March 13, 2016、al-Hayat, March 14, 2016、Iraqi News, March 13, 2016、Kull-na Shuraka’, March 13, 2016、al-Mada Press, March 13, 2016、Naharnet, March 13, 2016、NNA, March 13, 2016、Reuters, March 13, 2016、SANA, March 13, 2016、UPI, March 13, 2016などをもとに作成。
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