スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、14日のシリア政府代表団との会合に続いて、リヤド最高交渉委員会の代表団と会談した。
リヤド最高交渉委員会の代表団は会談で、移行期統治機関に関するヴィジョンをまとめた文書を提出したという。
なおデミストゥラ特別代表は今週中に、カイロ宣言グループ(第2回カイロ大会で「シリア国民憲章」採択を主導したジャマール・スライマーン、ハーリド・マハーミードら)、いわゆる「モスクワ・リスト」に名を連ねる変革解放人民戦線
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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、米ニューヨークで開催された国連安保理の非公式会合にテレビ会議システムで参加し、14日に再開されたジュネーブ3会議の進捗などを報告した。
『ハヤート』(3月16日付)によると、この会合で、デミストゥラ特別代表は、「シリアでの和平をすべての当事者にとってより魅力的なものとするための行動が必要だとしたうえで、政治的移行の進展がない限りは敵対行為禁止合意を継続強化できない」との見解を示し、敵対行為禁止合意の履行維持と人道支援物資支援継続のために、政治移行プロセスを進展させることが最優先事項だと説明したという。
またデミストゥラ特別代表は、2月27日の敵対行為禁止合意発効以降、約100の勢力がロシアの当事者和解調整センターに対して合意受諾を通告したことを報告した。
このうち42団体が反体制武装組織、44が自治体で、自治体は地元の名士らを通じて合意受諾を通告してきたという。
なお、アンマンに設置されている米国の当事者和解調整センターへの停戦受諾の通告については言及されなかったものと思われる。
さらに、デミストゥラ特別代表は、シリア政府から「樽爆弾」使用停止の約束をとりつけたとの報告した。
AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。
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