シリア文化省のマアムーン・アブドゥルカリーム遺跡博物館局長は、AFP(3月29日付)に対して、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下で損壊したパルミラ遺跡に関して、「修復には5年が必要となろう」としたうえで、「UNESCOの同意を経て1年以内に修復を開始したい」と述べた。
アブドゥルカリーム局長はまた、遺跡の「80%は良い状態だ」と付言した。
また、シリア文化省遺跡博物館局は、パルミラ遺跡群の被害状況を精査するための作業チームをタドムル市に派遣したと発表した。
一方、ロシアのエルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー理事長は、27日にシリア軍によって奪還されたUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡群(ヒムス市タドムル市)の修復事業を支援する用意があると表明した。
SANA(3月28日付)が伝えた。
AFP, March 28, 2016、AP, March 28, 2016、ARA News, March 28, 2016、Champress, March 28, 2016、al-Hayat, March 29, 2016、Iraqi News, March 28, 2016、Kull-na Shuraka’, March 28, 2016、al-Mada Press, March 28, 2016、Naharnet, March 28, 2016、NNA, March 28, 2016、Reuters, March 28, 2016、SANA, March 28, 2016、UPI, March 28, 2016などをもとに作成。
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