イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線の幹部の一人ハーリド・ハマド氏(アブー・サッカール)が、ハーリム市内にあるシャーム自由人イスラーム運動の検問所で射殺された。
アブー・サッカール(シリア人)は「自由シリア軍」メンバーの一人で、2013年にインターネットで拡散されたビデオ映像(https://www.youtube.com/watch?v=Vdt8dI-Xb9cなどを参照)で、シリア軍兵士の遺体を切り刻み、その心臓を食らっていた人物。
2015年初め頃に、ヌスラ戦線のメンバーになったという。
アブー・サッカールを殺害したのは、ハーリム市内のシャーム自由人イスラーム運動の検問所に配備された戦闘員。
彼らは、ハーリム市内の検問所で、アブー・サッカールが乗っていた車を静止し、検問所責任者の「アブー・ターリブ」を名乗る男性の指示のもと、アブー・サッカールを武装解除し、降車させようとした。
だが、アブー・サッカールはこれを拒否し、検問所に向かって発砲しながら車で逃走しようとしたため、シャーム自由人イスラーム運動戦闘員は車を追跡し、彼に発砲、アブー・サッカールが小銃で反撃しようとしたため、射殺したという。
殺害後、シャーム自由人イスラーム運動とヌスラ戦線は、アブー・サッカールを殺害したメンバーらを両組織が合同で設置する法廷で審理することに合意したという。
AFP, April 6, 2016、AP, April 6, 2016、ARA News, April 6, 2016、Champress, April 6, 2016、al-Hayat, April 7, 2016、Iraqi News, April 6, 2016、Kull-na Shuraka’, April 6, 2016、al-Mada Press, April 6, 2016、Naharnet, April 6, 2016、NNA, April 6, 2016、Reuters, April 6, 2016、SANA, April 6, 2016、UPI, April 6, 2016などをもとに作成。
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