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アレッポ県では、AFP(9月9日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区で、軍・治安部隊が戦車、ヘリコプターを投入し、反体制武装勢力が奪還した兵舎を攻撃、兵舎から出てきた戦闘員と交戦した。
戦闘により、軍・治安部隊は戦闘員が乗っていた四輪駆動車6輌を破壊、大量の武器弾圧を押収した。
反体制武装勢力は、武器製造所があるこの兵舎の一部を制圧したことを明らかにしたが、軍はこれを否定した。
反体制武装勢力は7月からハナーヌー地区を占拠していたが、この兵舎は制圧できずにいた、という。
シリア人権監視団によると、この戦闘で軍・治安部隊兵士18人、反体制武装勢力戦闘員4人が死亡した。
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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザバディーヤ地区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、反体制武装集団の司令官1人が殺害された。
またカーディー・アスカリー地区、カルラク地区が軍・治安部隊の砲撃を受けた。
またフルワーニーヤ地区での砲撃で数十人が死傷した。
さらにアレッポ市ライラムーン地区でも軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、前者の兵士5人、後者の戦闘員複数が死亡した。
戦闘では、軍が同市の検問所を空爆した。
軍消息筋によると、反体制武装勢力は同市入口にある教会を占拠し、拠点としている、という。
一方、SANA(9月8日付)によると、アレッポ市アズィーズィーヤ地区のマール・ミハイル教会、マウーナ修道教会に反体制武装勢力が発射した迫撃砲3発が着弾し、建物の一部が破損した。
また、ジュダイダ地区のアラブ福音教会も砲撃を受けたが被害はなかった。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区で軍・治安部隊が砲撃を加え、反体制武装勢力が交戦した。
また軍・治安部隊はヤルムーク区の反体制武装勢力戦闘員を探して、バースィル病院に突入した。同地区の攻撃ではヘリコプターが投入されている、という。
このほかカダム区で1人が射殺される一方、市民の遺体4体が発見された。
一方、SANA(9月8日付)によると、タダームン区、パレスチナ街道で軍・治安部隊が反体制武装勢力の「残党」の追跡を継続した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハジャル・アスワド市を砲撃し、反体制武装集団と交戦、またドゥーマー市で男性1人が射殺された。
また各地で身元不明の遺体4体が発見された。
このほかサイイダ・ザイナブ町が砲撃を受けた。
一方、SANA(9月8日付)によると、ダイル・アサーフィール市で軍・治安部隊が反体制武装勢力掃討のための作戦を継続し、多数の戦闘員を殺傷した。
またドゥマイル市で軍・治安部隊は反体制武装勢力の武器弾薬を押収した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、軍の兵士1人が死亡した。
一方、SANA(9月8日付)によると、ヒムス市ハミーディーヤ地区で軍・治安部隊が反体制武装勢力の戦闘員7人を射殺した。
クサイル地方では、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、甚大な損害を与えた。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、軍の兵士12人が死傷した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市が軍・治安部隊の砲撃を受けた。砲撃はハマダーン航空基地近くに集中した。
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イドリブ県では、SANA(9月8日付)によると、マアッラト・ニウマーン市で反体制武装勢力の戦闘員多数が当局に投降した。
ロイター通信(9月8日付)は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県のキリスト教徒、ドゥルーズ派、シーア派などのコミュニティが自衛のための武装を強化している、と報じた。
同記事によると、旧市街にあるこれらの地区の出入り口には検問所が設けられ、武装した若者が「自分たちの地域をテロリストから守る」ため、「疑わしい車、人をすべて検査している」という。
またダマスカス郊外県ジャルマーナー市に住むドゥルーズ派住民は「治安部隊は人民委員会を設置し…、同委員会が我々の身を守ってくれると言うが、実際にはダマスカスの宗派対立の火を煽っているだけだ」と述べた。
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ヒムス県で、反体制運動に参加して逮捕されていた市民のうち、殺人を犯していない277人が釈放された。
SANA(9月8日付)が報じた。
シリア革命評議会のハイサム・マーリフ暫定政府首班はアラビーヤ(9月8日付)に対して、シリア政府とイラク政府がイラク国内に逃走したシリア軍離反兵の引き渡しの調整を行っている、と述べた。
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イマード・アフマル駐マレーシア・シリア領事とマフムード・ウバイド外交官(駐マレーシア)はアラビーヤ(9月8日付)に対して、アサド政権の弾圧に抗議し、離反と反体制運動への参加を宣言した。
アブドゥッラー・アフマル民族指導部副書記長の甥。
なおアフマル家はダマスカス郊外県タッル市出身で、アブドゥッラー・アフマル民族指導部副書記長については、クリルク(2012年8月18日付、http://kulilk.com/portal/node/29218)が逮捕された(未確認情報)と報じていた。
自由国民潮流代表のミシェル・アウン元国軍司令官は、マトン郡支部での晩餐会で「新たな支配体制がどうなるか分からないままにシリアで変化が生じたら、我々とレバノンが破壊されてしまう」と述べた。
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サウジアラビアで避難生活をするサアド・ハリーリー前首相は、『ハヤート』(9月8日付)に対して、「我々は人道的、政治的支援を行っている」と述べ、3月14日勢力がシリアの反体制武装勢力に武器供与を行っているとの批判を否定した。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はウラジオストクでのAPEC首脳会議でヒラリー・クリントン米国務長官と会談し、シリア情勢などについて協議した。
ラブロフ外務大臣は会談後、国連安保理で9月末にシリア問題に関する外相級会合を開催する計画があるとしたうえで、6月末のジュネーブでのシリア作業グループ合意の承認を求める意向を示した。
そのうえで、「シリアとイランに対する米国の一方的な制裁は国外に大きな影響を与え、ロシア企業の利益に損害をもたらす」と非難、アサド政権への制裁に関して「制裁は何の結果ももたらさない」と拒否した。
一方、米高官によると、対するクリントン米国務長官は、国連での決議は、アサド政権が遵守しない場合の制裁を伴わねばならないとの立場を示した、という。
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イラクの法治国家連立(ヌーリー・マーリキー首相が代表)は声明を出し、イラク政府がシリア政府と反体制活動家や離反兵の引き渡しを調整しているとのハイサム・マーリフ弁護士の批判に関して、「事実無根」と否定したうえで、「イラクはシリア人避難民の受け入れと保護を遵守しており、その帰属や政治的立場を聴取していない」と反論した。
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イラクの内務省は、ダイル・ザウル県ブーカマール市に接する国境のカーイム市にシリア領からのロケット弾が7日に4発着弾したと発表し、シリアからの敵対行為に報復する用意があると警告した。
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AFP(9月8日付)は、反体制武装勢力が占拠した地域に対して、フランスが人道支援を開始したと報じた。
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ヨルダンのアブドゥッラティーフ・ウライカート保健大臣は、シリア人避難民の流入急増に関して「王国北部の病院、医療センターに強い圧力」となっているとしたうえで、医療物資、医薬品が必要となっていると訴えた。
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EU理事会議長(キプロス外務大臣)は記者会見で、8日の会合でEU諸国はシリアへの制裁を強化するとのコンセンサスに達したと述べた。
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カナダ外務省は声明を出し、イランとの外交関係を断絶、外交官を国外追放することを決定するとともに、イランとシリアをテロ支援国家のリストに加えたと発表した。
AFP, September 8, 2012、Akhbar al-Sharq, September 8, 2012、Alarabina.net, September 8, 2012、al-Hayat, September 9, 2012、Kulilk.com, August 18, 2012、Kull-na Shurakaʼ, September
8, 2012、al-Kurdiya News, September 8, 2012、Naharnet.com, September 8, 2012、Reuters,
September 8, 2012、SANA, September 8, 2012などをもとに作成。
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イドリブ県では、テレグラムの「…
イランを訪問中のバッサーム・サ…