ダマスカス郊外県ドゥマイル市内で活動していた親ダーイシュ組織がイスラーム軍などと合意し、一部は投降、一部は退去(2016年4月20日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、ドゥマイル市内で活動していたダーイシュ(イスラーム国)と協力関係にあるスィッディーク大隊とリジャール・マラーミフ大隊が、同市の反体制武装集団との協議の末、投降希望者は同市の法務委員会に、停戦拒否者は市外に退去することで合意した。

これにより、戦闘員75人が投降したという。

これを受け、イスラーム軍と殉教者アフマド・アブドゥー軍団は共同声明を出し、避難住民に対して、スィッディーク大隊とリジャール・マラーミフ大隊が支配していた地域への帰宅に際しては身の安全に注意を払うよう呼びかけた。


AFP, April 20, 2016、AP, April 20, 2016、ARA News, April 20, 2016、Champress, April 20, 2016、al-Hayat, April 21, 2016、Iraqi News, April 20, 2016、Kull-na Shuraka’, April 20, 2016、al-Mada Press, April 20, 2016、Naharnet, April 20, 2016、NNA, April 20, 2016、Reuters, April 20, 2016、SANA, April 20, 2016、UPI, April 20, 2016などをもとに作成。

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