ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワで国防省が開催した国際安全保障会議で、シリア情勢について触れ、ロシアが「事態に現実的に対処している唯一の外国当事者」と位置づけたうえで、「シリア政府との調整のもとに行われている軍事介入が…、テロリストを打ち負かし、敵対行為停止に向けた環境を整え、人道支援の配給、政治的正常化に向けたプロセス開始をもたらす」と主張、これらが「米国との協力関係のなかで可能なる」と述べた。
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一方、セルゲイ・ショイグ国防大臣は、一部当事者が「テロリストを「善人」と「悪人」に分けようとしている…。こうした政策は近視眼的なだけでなく、犯罪的だ」と批判した。
ショイグ国防大臣はまた、アサド大統領の退陣がシリア国内の流血停止をもたらすとの見方を否定、「優先されるべきは反体制スローガンによって身を隠すテロ組織と戦うこと」だと強調した。
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これに関して、ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、ロシア空軍がラタキア県のフマイマーム航空基地への駐留を続けると述べた。
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また、ヴィタリー・チュルキン国連ロシア大使は、国連テロ対策委員会に対して、シャーム自由人イスラーム運動とイスラーム軍をテロ組織のブラックリストに追加記載するよう要請したと発表した。
チュルキン大使は「この措置は、この二つの組織がテロ組織、なかでもダーイシュ(イスラーム国)とアル=カーイダと強い関係があることを示す情報を得たことを受けたものだ」と述べた。
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また、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、シリア国内での停戦が「今週に入ってから、シリア政府支配下のアレッポ市内各所に砲撃を激化させたシャーム自由人イスラーム運動とイスラーム軍の支援を受けたシャームの民のヌスラ戦線の振る舞い」によって深刻な危機に直面している、と述べた。
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『ハヤート』(4月28日付)、イタルタス通信(4月27日付)が伝えた。
AFP, April 27, 2016、AP, April 27, 2016、ARA News, April 27, 2016、Champress, April 27, 2016、al-Hayat, April 28, 2016、Iraqi News, April 27, 2016、Itar-tass, April 27, 2016、Kull-na Shuraka’, April 27, 2016、al-Mada Press, April 27, 2016、Naharnet, April 27, 2016、NNA, April 27, 2016、Reuters, April 27, 2016、SANA, April 27, 2016、UPI, April 27, 2016などをもとに作成。
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