ダマスカス郊外県では、ARA News(4月28日付)によると、東グータ地方のザマルカー町、ジスリーン町、ミスラーバー市、ハムーリーン村、アイン・タルマー村、カフルバトナー町にあるイスラーム軍の拠点や幹部の自宅を、ラフマーン軍団と「フスタート軍」が襲撃した。
襲撃した拠点のなかには、ダマスカス県およびダマスカス郊外県シャリーア委員会の前委員長だったサイード・ダルウィーシュ氏の自宅も含まれているという。
「フスタート軍」はアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ウンマの曉旅団からなる。
イスラーム軍とシャーム自由人イスラーム運動はともにリヤド最高交渉委員会に所属していたが、停戦を破棄、同委員会を離反している。
イスラーム軍が出した声明によると、ラフマーン軍団とフスタート軍による襲撃は「イスラーム軍がシリア軍との戦闘に専念しているのに乗じた」行為だというが、真の理由は不明。
AFP, April 28, 2016、AP, April 28, 2016、ARA News, April 28, 2016、Champress, April 28, 2016、al-Hayat, April 29, 2016、Iraqi News, April 28, 2016、Kull-na Shuraka’, April 28, 2016、al-Mada Press, April 28, 2016、Naharnet, April 28, 2016、NNA, April 28, 2016、Reuters, April 28, 2016、SANA, April 28, 2016、UPI, April 28, 2016などをもとに作成。
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